トラの内野手事情
宜野座キャンプ2日目!今日も様々な出来事がありましたね。
野手陣はまだまだ守備や走塁の基礎的な練習をしていました。
マルテ選手は2日続けてのランチ特打で、今日は柵越え8本、だそうです。
投手陣では、昨日ブルペン入りしなかったベテラン勢もブルペン入りしていました。
ジョンソン投手もブルペン入りし、変化球も交えて30球を投じました。
また、福留選手がバッティングピッチャーを買って出る一幕もありましたね。
そんな具合でいよいよ開幕一軍へ向けた競争が幕を開けました。
今日は、タイガースの内野手事情を見ていきたいと思います。
阪神の支配下内野手は総勢15名。分類すると以下のようになります。
一塁手:マルテ/ナバーロ
二塁手:糸原/上本
三塁手:大山/陽川
遊撃手:北條/鳥谷/植田/木浪/熊谷/小幡
サブ:山崎/森越/荒木
山崎、森越、荒木の3選手は、正直言って、レギュラーを掴むというよりはむしろ、チームの危機に合わせて昇格するという位置づけだと思うので、サブに分類しました。
また、昨年ファームで打率1割台だった熊谷選手と高卒ルーキーの小幡選手は開幕二軍スタートだと思われますので、以下の議論からは外します。
・一塁手
開幕時点ではマルテ選手一択だと思います。打率.280、25本塁打、80打点、OPS.850程度は期待したいですね。
外国人枠の関係上、ナバーロ選手はジョンソン投手と競争になると思われますが、おそらく開幕は二軍で迎えるでしょう。しかし、ナバーロ選手も好打者ですから、マルテ選手次第では出場機会は十分に狙えると思います。
・二塁手
糸原選手と上本選手の一騎打ちですね。昨季全試合出場で今季はキャプテンに就任した糸原選手が一歩リードはしていますが、アピールが足りなければせっかく掴みかけているレギュラーの座を上本選手に奪われることになるでしょう。
上本選手は、まずは怪我をしないことですね。自らチャンスを失うことがないようにしてほしいです。
糸原選手は打率3割をマークして、上本選手との差別化を図ってほしいですね。逆に上本選手には守備と走塁でアピールしてほしい所。
・三塁手
順調にいけば大山選手で間違いないでしょう。ですが、開幕後昨年のような体たらくではあっさり陽川選手に取って代わられるでしょうね。キャンプは二軍スタートですが、陽川選手も昨年いっきに力をつけ、もう二軍の選手ではありません。マルテ選手次第では一塁もありえますし、代打スタートでも虎視眈々とスタメンを狙っていることでしょう。
・遊撃手
レギュラー候補筆頭はもちろん北條選手。攻守ともに年々レベルアップしています。そこに壁として立ち塞がってほしいのが背番号1、鳥谷選手。ただ正直厳しいとは思います。3年前の時点で遊撃の守備はこなせなくなっていました。そこから改善させるのは至難の業です。ただ、鳥谷選手もかなりの覚悟を持って体をいじめ抜いているようですし、期待はしたいですね。
また、植田選手は非常に魅力的な足を持っています。ただ速いだけでなく、盗塁も非常にうまいです。しかし、残念ながら守備・打撃に大きな穴があります。まだ若いですから守備に関しては改善の余地があるかもしれません。ですが、打撃は厳しいです。というのも、彼はスイッチヒッターなので、左右打席それぞれの練習量は他の選手の半分になってしまいます。右打席からでも内野安打を打てる脚力があるのですから、右打席に専念するというのも一考の価値があると思うのですが、、、
木浪選手は早く実戦で見てみたい選手ですね。一軍定着の鍵は守備だと思います。アマチュアで評判が良くても、プロの打球の速さに対応できないことはしばしばです。現状の阪神には守備の良い選手が少ないので、そこでアピールできるかどうかでしょう。
ここまでポジション別に述べてきましたが、あとは開幕一軍の枠を取るのは誰か、ということです。内野手で開幕一軍メンバーに入れるのは7~8人です。これは怪我人さえでていなければ結構狭き門ですね。
実力がかなり拮抗している阪神内野陣。レギュラーを掴むのは、一軍メンバー入りするのは果たして誰なのか。今後もキャンプ・オープン戦から目が離せません。
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