京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

トラの外野手事情

宜野座キャンプは第1クールが終わりましたね。今年のキャンプは27日までで、休日が5日間設定されるなど、休みが多い印象です。

 

が、矢野監督が「自主性」をテーマに掲げるくらいですから、それぞれの選手がきっと自主練習を行うのでしょう!

 

 

今日は、タイガースの外野手事情を見ていきたいと思います。

 

阪神支配下外野手は総勢10名。分類すると以下のようになります。

 

左翼手:福留/伊藤隼

中堅手:中谷/高山/近本/俊介/江越/島田

右翼手:糸井/板山

 

ご覧の通り、中堅手が大渋滞!しかし、誰ひとりレギュラーを掴んでいる選手はいません。全員にチャンスがあるわけですね。

 

開幕時点ではレフト福留選手、ライト糸井選手は確定でしょう。するとあと一枠。誰か出てくるだろう、と楽観的に考えたくもなりますが、そうはいきません。

 

福留選手は、2016年に日米通算2000安打を達成した大ベテラン。今年で42歳を迎えます。まだまだ元気に見えますが、いつがくっと成績を落としてもおかしくありません。思えば、金本前監督も37歳でキャリアハイを出すなど鉄人と呼ばれましたが、42歳を迎えた2010年に成績を大きく下げました。つまり、今年中にセンターのレギュラーだけでなく、福留選手の後釜となるレフトの選手も台頭してもらいたいのです。

 

糸井選手も今年38歳を迎えるベテランですが、こちらはまだまだ働いてもらわないといけません。というのも、2017年から2020年までの4年16億円の契約を結んでますからね。投手出身の遅咲きの選手ですが、是非あと496本となった2000本安打を達成してもらいたいです。

 

 

ここからは若手選手について述べていきたいのですが、まずは両翼に分類した伊藤隼太選手と板山選手から。

 

伊藤隼太選手は最近2年は代打として一軍に定着しつつあります。もう二軍ではやることの無い選手ですから、打撃力をいかして一軍の代打枠を務めるのは当然でしょう。ただ、以前よりはマシですが、守備力が低いので、スタメン奪取は厳しいでしょうね。

 

板山選手は昨年は4番バッターとしてファームの優勝・日本一に貢献しました。守備でも強肩をいかしたライトのみならず、二遊間をこなす器用さも持ち合わせています。ドラフト6位指名からファームで経験を積んできただけに、そろそろ内外野守れるユーティリティーとして一軍に定着してもらいたい所です。

 

 

そして懸案の中堅手ですね。新人の近本選手はまだその実力が分からないので、一旦除外させていただいて、残りの5選手を評価すると以下のようになるのではないでしょうか。

 

打撃:中谷>>高山>俊介>>江越>>島田

守備:江越>中谷>島田>俊介>>>>高山

走塁:江越>>島田>高山>俊介>>中谷

 

これは賛否両論ありそうですが、一意見と思って下さい。また、この三項目のうち走塁の重要度は低いです。打撃・守備ではアピール出来ない人が走塁でアピールせざるを得ないと思って差し支えないでしょう。走塁も大事ではありますが。

 

総合的には、2017年に20本塁打を放った中谷選手が一番でしょう。当然レギュラーに定着してもらわなければ困る選手です。センターはもちろん福留選手の後釜にもなってもらいたい選手です。

 

高山選手は2016年に新人王を獲得した実力者です。ただ、出塁率が極めて低く、守備も非常にまずいので貢献度は低い選手と言わざるを得ません。現に成績は年々下がり、出場機会も減っています。打撃センスは高いだけに守備位置をレフトに戻して福留選手の後釜を狙うのも一つの手かなと思う選手です。

 

年々成績が下がるといえば江越選手もそうですね。守備・走塁・パワーは一級品ですがいかんせんボールがバットに当たりません。冗談のようですが冗談ではありません。二軍で打率.212では論外です。このままでは一生変わらないでしょうね。確実性を上げるためにノーステップ打法なんかやってみたらいいと思うんですがね、、、

 

島田選手は走攻守どれも悪くは無いんですがね。全体的なレベルアップが不可欠でしょうね。まだしばらくはファーム漬けだと思います。

 

俊介選手は年齢のせいなのか、守備のパフォーマンスが落ちてますね。若手選手には、俊介選手を二軍待機させるくらいの頑張りは見せてほしいですね。

 

そして最後に近本選手です。足は本当に速いです。やはり鍵は打撃でしょう。社会人時代も"逆方向に打てる選手"という評判でしたよね。プロの速球にいかに対応できるかですね。

 

 

全体的に辛口評になってしまいました。正直、阪神の外野はレベルが高いとは言えません。それだけに近本選手には十分にチャンスがあるでしょう。近本選手が救世主となるか、若手の誰かが覚醒するか。覚醒待ちというのは苦しいですが仕方ないですね。全選手にチャンスがあるだけに、ファンとしては全選手に期待しましょう。

 

また、横田選手も今年こそは実戦に出場してくれるはずです。誰か一人といわず、複数人が台頭して、こんな素人の評価なんぞ裏切ってもらいたいものです。

 

 

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