京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

12球団戦力概観② 横浜DeNAベイスターズ編

戦力概観の前に、まずは阪神のニュースから。昨晩、タイガース応援団より新応援歌の発表がありました。糸原選手、陽川選手、マルテ選手、ナバーロ選手に新しく個人応援歌が作られたようです。個人的には4曲ともけっこう良い感じだなと思いましたが、どうでしょうか。早く球場で聞いてみたいなと言う方も多いのでは、と思います。筆者の運営するYoutubeチャンネルにも球場での演奏風景を投稿したいと思っております。是非お楽しみに。

 

ただ、ナバーロ選手に専用応援歌が作られたのは意外でした。てっきり外国人汎用を使うのかと思っていました。それだけ2年目に対する期待値が大きいのでしょうか。また、出場試合数的には植田選手も作られると思っていたのですが、、、応援団の方に嫌われてしまったんですかね?それとも単純に忘れられたのでしょうか?

 

 

それでは、ここからは昨年3年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ横浜DeNAベイスターズの戦力を概観していきましょう。

 

まずは、投手からです。

 

先発:東/井納/今永/濱口/石田/上茶谷/飯塚/バリオス/平良/京山

救援:山崎康/パットン/三上/砂田/エスコバー/三嶋/田中健/藤岡/中後/平田

 

先発に関しては、今後が楽しみな若手が多く居るなという印象です。しかし、現状を見ると柱になれる選手が不足しています。昨年の東投手や一昨年の今永投手のような働きを安定してできる選手、すなわちエースと呼べる存在が確立できていません。今永投手がエースと呼ばれかけていたのですが、昨年でまたふりだしに戻ってしまいました。

 

東投手は昨年はルーキーながら本当に素晴らしかったです。しかし、オフから肘を痛めていて開幕不在の可能性もあります。さらに期待されていた平良投手も怪我という報道になっています。また、ウィーランド投手が退団しましたが、代わりの先発外国人投手は補強しなかったので、昨年結果が残せなかった選手やルーキーに期待をせざるを得ない苦しい状況にあるようです。ローテの5,6番手争いは激しいが、1~4番手もあまり頼りがいが無い、という感じですね。

 

東投手が間に合わない場合、開幕投手すら不明なのが現状です。ここは比較的実績のある井納投手に任せてみるのが良さそうな気がします。昨年は謎の中継ぎ転向をしましたが、今季は先発に復帰するようですし、大舞台にも強いので適任ではないでしょうか。

 

 

今年も先発陣がなかなかイニングを稼げなさそうなベイスターズ。リリーフ陣にまた負担がのしかかりそうです。リリーフ陣は見慣れた面子が並んでいますね。絶対的ではないが、安定はしているのが近年のDeNAのリリーフ陣です。しかし、それ故に立て続けに勤続疲労が出ないか、かなり心配です。もし仮に複数人が同時期に故障するということになったら、勝てる試合を落とすことが頻発するでしょう。その可能性が比較的高いのがこのチームです。ラミレス政権下では、中継ぎの酷使が続いています。今年は、先発陣が奮起するか、ベンチが中継ぎの積極投入を避けるかしなければ、リリーフ陣総崩れの危険性もあると思います。

 

 

続いて、野手を見ていきます。

 

捕手 :伊藤光/嶺井/戸柱

一塁手:ロペス/中川大

二塁手:ソト/柴田/伊藤裕/中井/石川

三塁手:宮崎

遊撃手:大和/倉本

左翼手筒香/細川/楠本/佐野

中堅手:桑原/神里/宮本

右翼手:梶谷/乙坂

 

昨年のDeNAは、「本塁打数リーグ1位で得点リーグ6位」という荒業をやってのけました。課題は「出塁率の低さ」だということは、あちこちで言われている気がします。確かにベイスターズで選球眼が良いのは筒香選手くらいしかいません。ですから、出塁率を上げるために四球を増やすことを意識しすぎてもあまり上手くいかないでしょう。打てる確率の高いボールを見逃してしまうだけだと思われます。では、どうすれば良いか。四球を増やすことよりも打率を上げることで出塁率を上げれば良いのではないでしょうか。つまり、ミートの確率を上げてミスショットを減らすことが大事、ということです。選球眼がいきなり良くなる可能性は低いので、このような意識をチーム内でより徹底させる方が有用だと思われます。

 

また、DeNA打撃陣の課題はあと2つあります。1つめは、二遊間の層の薄さです。ショートに関しては大和選手の加入で守備面だけは改善しました。大問題なのはセカンドです。そこでラミレス監督は、本職外野のソト選手をセカンド起用する方針を固めたようです。ソト選手の二塁守備はかなり厳しそうですが、他の二塁手の不甲斐なさと外野手の過剰というチーム事情を考慮すれば最善と言えるのかもしれません。ただ、ソト選手は本塁打王を獲得した後の2年目ですから、他球団はしっかり研究して対策を練ってくるでしょう。そこに慣れない二塁守備が加わり、ソト選手が打撃不振に陥ってしまう可能性もあります。それでは元も子もないわけですから、ここの部分は慎重に検討していかないとチームの運命を大きく変えてしまいかねません。

 

2つめの課題は捕手でしょう。昨年は伊藤光選手を補強しましたが、結局は「打率1割台・盗塁阻止率1割台」という低レベルの争いに終わりました。今年はもう少しレベルアップした争いしなければならないでしょう。

 

もう一つ言及しておきたいのが、来シーズンを見据えた「ポスト筒香」の発掘の必要性です。筒香選手はポスティングでのMLB挑戦を目指しており、今季が日本ラストイヤーではないかとも言われています。そのため、左翼手の候補を多めに挙げておきました。「ポスト筒香」筆頭候補は細川選手でしょうか。誰が次世代のハマの四番を担うのか、注目していきたいところですね。

 

以上のようにDeNA打撃陣の鍵は、出塁率(打率)向上・ソト選手の起用法・捕手争いの3点だと思われます。最後に筆者の希望開幕オーダー(マイオーダー)を示して終わります。

 

2019DeNA マイオーダー

1 中 桑原将志

2 右 梶谷隆幸

3 二 N.ソト

4 左 筒香嘉智

5 三 宮崎敏郎

6 一 J.ロペス

7 遊 大和

8 捕 伊藤光

9 投 井納翔一

 

 

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