紅白戦② 結果と分析
本日午後1時前より、宜野座では今キャンプ2度目となる紅白戦が行われました。早速、結果を見ていきましょう。
紅白戦② 2019.2.11
紅組 330 010 7 10
白組 010 000 1 4
紅組
中 江越大賀 中2 右2 空三」投ゴ」 4-2 0 0 0
遊 北條史也 右安 中安 三ゴ 右飛 4-2 0 0 0
二 糸原健斗 二ゴ①四球 遊ゴ 中飛 3-0 0 1 0
三 大山悠輔 二ゴ 左安②遊ゴ」四球 3-1 0 2 1
一指 J.マルテ 左本②中安① 2-2 1 3 0
右 高山俊 四球 遊ゴ」四球 空三」 2-0 0 0 0
指一捕梅野隆太郎 右飛」遊安 遊ゴ 3-1 0 0 0
捕一 坂本誠志郎 見三 左安 三ゴ 3-1 0 0 0
左 島田海吏 投ゴ 二ゴ 一安① 3-1 0 1 0
投 藤浪晋太郎 2回 1失点 1奪三振 2死球 2被安 1被本
伊藤和雄 2回 0失点 2奪三振 0四球 1被安 0被本
齋藤友貴哉 2回 0失点 2奪三振 1四球 1被安 0被本
白組
三 上本博紀 中飛 見三 空三 3-0 0 0 0
左 近本光司 左安 左飛 四球 2-1 0 0 1
遊 鳥谷敬 二ゴ 二ゴ」 2-0 0 0 0
指中 中谷将大 左飛」空三 二飛」 3-0 0 0 0
一指 E.ナバーロ 三ゴ 二ゴ 2-0 0 0 0
右 板山祐太郎 右本①右安 2-2 1 1 0
捕一 長坂拳弥 死球 遊飛」 1-0 0 0 0
二遊 木浪聖也 空三 中安 2-1 0 0 0
指捕 岡崎太一 死球 空三 1-0 0 0 0
中二 植田海 左飛」二ゴ」 2-0 0 0 0
投 小野泰己 2回 6失点 1奪三振 2四球 7被安 1被本
青柳晃洋 2回 0失点 1奪三振 0四球 2被安 0被本
飯田優也 2回 1失点 1奪三振 2四球 1被安 0被本
野手陣から分析しましょう。
・江越大賀
1,2打席目は良かったですね。真っ直ぐ1本に絞って、捉えることが出来ましたし、持ち前のスピードも活かせました。しかし、2打席目後の消極走塁はいけません。もっとアグレッシヴにいかないと。その走塁以降は冴えない感じに戻ってしまいました。
・北條史也
好調キープですね。ケースバッティングも当たり前のように決めますし、監督の頭の中にも上位起用が浮かんできているでしょうね。
・糸原健斗
ヒットは出ませんでしたが、最低限のことはきっちりやってきますね。本人は「2番を打ちたい」と言っているそうですね。十分務まるでしょう。
・大山悠輔
課題の得点圏でタイムリーを出せました。守備にも安定感があります。
・ジェフリー・マルテ
持ち前のパワーを発揮しました。不安視する外野の声を一掃できたので、良かったですね。昨年の某外国人選手との違いは、投げさせている球数の違いに表れているのではないでしょうか。見極めが出来ていますし、あまりボールを追っかけるタイプではなさそうなので、期待はしたいですね。
・高山俊
2四球ではありますが、投手の自滅ですからね。まずは打撃でアピール、次に守備でも改善したところを見せていって欲しいです。
・梅野隆太郎
流石の強肩を披露しましたね。スローイングの正確性はチーム内では群を抜いています。今年は盗塁阻止率リーグ1位を目指してもらいたいですね。それがピッチャー陣の投球にも良い影響を与えるはずです。
・坂本誠志郎
良いアピールは続いています。ただ、2塁送球がずれるケースが割と多いですよね。
・島田海吏
なかなかアピールできませんね。盗塁失敗も不格好になってしまいました。
・上本博紀
捕球の甘さ、肩の弱さを考えればサードは厳しいですね。ただ、立場的にはなんでも挑戦しなければならないでしょうから、頑張って欲しいですね。横の動きが良いだけに、セカンドがベストなのは間違いないですが。
・近本光司
定評のある逆方向へのバッティングを見せました。あれが出来ればある程度の打率は残せるかもしれません。盗塁も決めました。しかし、最後のボーンヘッドは、、、擁護のしようがないですね。こういうプレーでチャンスを失っていくのは、本当にもったいない限りです。
・鳥谷敬
梅野選手に華麗に内野安打を献上しました。守りに俊敏さが見られません。ベテランがこの時期に動けないのは普通?初日からフルメニューをこなしていますからね、言い訳にはならないでしょう。ただ、道程の険しさは本人も分かっているはずです。一軍生き残りをかけた選択をするのか、こだわり続けるのか、自由ですが、できるだけ早めに決断していただきたいですね。また、開幕一軍確約だけはしないで欲しいですね。実力的には開幕一軍に残れるか、かなり微妙です。
・中谷将大
真っ直ぐを振れている点は評価できます。三振は恐れずにいて欲しいですね。
・エフレン・ナバーロ
強い打球を放っていましたし、調整は順調そうですね。
・板山祐太郎
打でアピールしました。ただ、甲子園ではあのホームランも外野フライですからね。そのあたりは割り引かれて考えられるでしょう。
・長坂拳弥
開幕一軍入りへ、まだまだアピールし続けて欲しいですね。
・木浪聖也
今日もヒットを放ち、スタートを切りましたが刺されました。ですが、姿勢としては良いですね。また、遊撃のポジションで良いプレーがありました。二・三・遊をしっかり守れるようだと開幕一軍が現実味を帯びてきましたね。
・岡崎太一
年齢のせいでしょうか、守備面で不安を露呈しました。第3捕手が適任か、定かではありません。
・植田海
10番、センター。随分追いやられてしまいました。出塁しないので、足も生かせません。
以上が野手の分析です。これからは紅白戦ではなく、対外試合が中心になります。対外試合では、紅白戦の半分の選手しか出場できないので、いよいよサバイバルになってきます。また、キャンプも後半になると、一・二軍の入れ替えもあるでしょう。選手たちもいっそう気を引き締めていってもらいたいです。続いて投手陣です。
・小野泰己
球速が出ない、コントロールが悪い、球種が少ない。課題の改善を何一つ感じさせない登板でした。既に打撃投手の登板をしていますから、マウンドに慣れていなかったという言い訳もできない。10日間何をしていたのかと言われても仕方のない内容でした。先発ローテ争いからは大きく後退したでしょう。もう3年目ですから、首脳陣も変化を求めているでしょう。あの投球スタイルでは援護がないのも当然です。ただ、今日はストレートとカーブしか投げなかったと思うのですが、スライダー・フォークはどこに行ったのでしょう?そこが疑問点です。まさか、これまではストレート・カーブだけ磨いてきたとか。それであの精度なら、呆れるしかありません。
着実に進歩はしていると思うんですがね、、、死球が出ますね。やはり、セットポジションでの投球が課題でしょうか。まだキャンプも前半ですから、一つずつクリアしていくしかないですね。ただ、シーズンでも少なからず死球は出ますから、そこで崩れないメンタル、死球との付き合い方を確立していくことも大事ですね。藤浪投手は完璧主義なところがあるので、脆いんですよね。投げるボールは良いだけに、コーチ陣が自信を付けさせてあげないと駄目ですね。
・青柳晃洋
四死球は出さない程度に暴れてくれると良いんですよね。これからもチャンスはあると思うので、結果を積み重ねていって欲しいですね。相手打者の目線を変えられるピッチャーですから。
・伊藤和雄
適度に打たせているので良い感じですね。まず開幕一軍に生き残ることが至上命題ですが、クリア出来るのではないでしょうか。
・飯田優也
挨拶代わりのフォアボール。岩崎投手の雲行きが怪しくなってきたのでチャンスなんですがね。球の強さはありますし、面白い存在なのですが、、、
・齋藤友貴哉
初登板で緊張もあったでしょうが、まずまずのスタートを切ってくれました。真っ直ぐには簡単に前に飛ばさせない威力がありますね。あれなら多少暴れてもむしろ良いくらいです。ですが、スライダーは開幕までに精度を上げていってもらいたいです。カーブはお目にかかれませんでしたが、使えないんですかね?今の時点であの出来なら期待はできそうです。次代のブルペン陣を引っ張る存在になれるでしょうか。
以上が投手の分析になります。全員に期待しているだけに、明暗が分かれていくのは悲しいですね。ただ、一度しかチャンスが与えられないはずはないので、今回失敗した選手は、次のチャンスが巡るまで万全の準備をしておいて欲しいですね。
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