京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

12球団戦力概観⑤ 広島東洋カープ編

今日は阪神のキャンプはオフでしたが、明日は宜野座で初の対外試合となる楽天との練習試合が行われます。阪神のスタメンが明らかになったので、紹介しておきます。

 

D江越 4糸原 6北條 5大山 3中谷 9板山 7高山 2梅野 8近本 P望月

 

5人の外野手がスタメンに名を連ねました。激戦の外野争いは誰が制するのでしょうか。望月投手のリベンジにも期待ですね。

 

 

ここからは、昨年リーグ3連覇を成し遂げながらも、34年ぶりの日本一は叶わなかった広島東洋カープの戦力を概観します。

 

まずは、投手からです。

 

先発:大瀬良/ジョンソン/野村/ローレンス/九里/中村祐/床田/高橋昂/矢崎/塹江

救援:中崎/一岡/フランスア/岡田/今村/アドゥワ/ヘルウェグ/中田/薮田/永川

 

何かと過小評価されがちなカープ投手陣ですが、枚数は結構揃っています。大瀬良・ジョンソンの2枚看板は強力ですし、他のピッチャーも試合は作れる印象があります。若いピッチャーも力を付けていますし、イメージよりはずっと良い投手陣だと思います。

 

岡田投手、薮田投手は起用法がまだ良く分かりませんね。岡田投手は先発でも十分いけるピッチャーだと思うんですがね。また、フランスア投手・アドゥワ投手の先発挑戦はどうなるのでしょうか。フランスア投手は昨年は先発ではイマイチでしたが、中継ぎになって球速が上がったことで開花しました。また、アドゥワ投手は球種が少ないので、そのあたりは気がかりですが、まだ若いので色々試すのは良いことですよね。

 

外国人枠運用は「投手3・野手1」でしょう。ジョンソン投手、フランスア投手は確定でしょうから、残り1枠をローレンス投手とヘルウェグ投手で争う形ですね。ローレンス投手がはまると先発ローテは充実しますね。ヘルウェグ投手も面白そうですが。

 

先発をするのか、中継ぎをするのかまだ分からない投手も多いだけになかなか読めない広島投手陣。ですが、枚数は割と揃っています。日本一の前提となる4連覇のためには、早いうちに勝ちパターンを確立することと、先発がしっかりと試合を作ることが重要なのではないでしょうか。

 

 

次に、野手を見ていきましょう。

 

捕手 :會澤/石原/磯村

一塁手:松山/メヒア/岩本

二塁手:菊池/曽根

三塁手:安部/堂林/小窪

遊撃手:田中/小園

左翼手バティスタ/長野/坂倉

中堅手:野間/西川/高橋大

右翼手鈴木誠下水流

 

3連覇の一番の原動力となった丸選手を流出しました。長野選手を人的保証で獲得し、被害を最小限で抑えたのは非常に良かったと思います。ただ、長野選手はあくまでもサブであってスタメン確約といった感じではないのではないかと思っています。一部報道では、「3番・レフト・長野」で決定しているかのような印象を抱かせるものもありますが、それでは優勝は難しいのではないかと思います。ライトの鈴木選手は直近2年連続で離脱していますから、もし今年も離脱することがあったら、長野選手を入れられれば被害は軽減します。また、今年はセンターに回る野間選手も規定打席に到達したのは昨年が初ですから、今年は調子を崩してもおかしくはありません。そんな時に長野選手がいれば心強いですよね。レフトのバティスタ選手も好不調の波が激しい選手です。ただ、今年は西川選手が外野に挑戦するようなので、西川選手もサブ的な使われ方かもしれません。個人的には、西川選手はサードでも外野でも良いですが、ある程度固定して育てるべき選手かなとは思っています。

 

内野では、セカンドが不安ですね。菊池選手が来年メジャーに移籍するかもしれないというのもありますし、そもそもここ数年は菊池選手以外はセカンドがいないような状態で戦っています。菊池選手の後継者になれるような若手の台頭が求められていると思います。また、田中選手が守るショートも同様ですね。小園選手が後継者になれると良いですね。現在6年連続でBクラスに沈んでいる中日も、アライバ(荒木雅博氏・井端弘和氏)が長年守り続けてきた二遊間の世代交代に失敗した印象があります。カープもタナキクからの世代交代をスムーズにしたいところですね。

 

今年の注目株はやはり坂倉選手ですかね。捕手か外野かどっちで行くのでしょうか。捕手には現在は會澤選手がいますが、FA権取得も近いので安泰とは限りません。どちらでもいいですが、早く一軍での経験を積ませるべきだとは思います。今年は一軍に定着してほしい選手ですね。

 

以上のように、カープの野手陣はこれまでの数年間はある程度固定して戦ってきました。それがカープの強みでもありましたが、丸選手を皮切りに次々移籍してしまう危険性も同時にはらんでいます。それだけに目先の勝利にこだわりすぎず、若い選手に積極的にチャンスを与えていくことも重要になるでしょう。そのあたりを考慮したうえで、長野選手の起用法をどのようにしていくのか、注目ポイントだと思います。

 

 

最後に、筆者の希望開幕オーダー(マイオーダー)を示します。

 

2019広島 マイオーダー

1 遊 田中広輔

2 中 野間峻祥

3 左 西川龍馬

4 右 鈴木誠也

5 一 松山竜平

6 捕 會澤翼

7 二 菊池涼介

8 三 安部友裕

9 投 大瀬良大地

 

 

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