練習試合② 結果と分析
今日、宜野座では日本ハムとの練習試合が行われました。早速、結果を見ていきましょう。
ハム 002 010 100 4 12
阪神 100 201 000 4 7
日本ハム
(三) 淺間大基 空三 中２ 左安 中安 一ゴ 5 3 0 2
(二) 石井一成 二安 二ゴ 四球 2 1 0 0
二 渡邉諒 空三 右飛」 2 0 0 0
(中) 西川遥輝 三ゴ 左２①二ゴ」 3 1 1 0
中 松本剛 空三 一ゴ 2 0 0 0
(左) 王柏融 四球 右安 左２ 2 2 0 0
打一 横尾俊建 投ゴ」空三 2 0 0 0
(一)左清宮幸太郎 左飛」中安①右安①投ゴ 邪飛」 5 2 2 0
左 杉谷拳士
(右) 森山恵佑 中安 中飛 空三 3 1 0 0
右 大田泰示 右本① 1 1 1 0
(指) 海老原一佳 空三 中飛」死球 空三 3 0 0 0
(捕) 石川亮 空三 三ゴ 四球 2 0 0 0
捕 黒羽根利規 右飛」 1 0 0 0
(遊) 平沼翔太 中安」三ゴ 2 1 0 0
打遊 谷内亮太 遊併」二ゴ 2 0 0 0
(投) 有原航平 1回 1失点 1奪三振 0四球 1被安 1被本
投 バーベイト 2回 0失点 1奪三振 0四球 1被安 0被本
投 ロドリゲス 2回 2失点 0奪三振 0四球 2被安 1被本
投 ハンコック 1回 1失点 2奪三振 1四球 2被安 0被本
投 上原健太 2回 0失点 1奪三振 0四球 1被安 0被本
投 玉井大翔 1回 0失点 1奪三振 0四球 0被安 0被本
阪神
(二) 上本博紀 中本①二飛 2 1 1 0
二 糸原健斗 左飛 左飛 2 0 0 0
(左) 近本光司 見三 一ゴ」中飛」 3 0 0 0
中左 島田海吏 二直」 1 0 0 0
(遊) 鳥谷敬 一ゴ 遊安 2 1 0 0
遊 北條史也 中安 遊安 2 2 0 0
(三) 大山悠輔 右飛」三ゴ 2 0 0 0
三 木浪聖也 右２ 遊併 2 1 0 0
(指) 中谷将大 右飛 左本②空三 3 1 2 0
中 植田海 中飛」 1 0 0 0
(一) 板山祐太郎 二ゴ 二ゴ 四球 空三 3 0 0 0
(右)左指高山俊 空三」一ゴ」空三 左飛 4 0 0 0
(捕) 梅野隆太郎 捕ゴ 1 0 0 0
捕 岡崎太一 二飛 1 0 0 0
捕 坂本誠志郎 邪飛」 1 0 0 0
捕 長坂拳弥 邪飛」 1 0 0 0
(中)右 江越大賀 中安 遊失 空三 3 1 0 1
(投) 藤浪晋太郎 3回 2失点 3奪三振 1四球 7被安 0被本
投 小野泰己 1.0回 1失点 0奪三振 1四球 3被安 0被本
投 岩貞祐太 1回 0失点 1奪三振 2四死 0被安 0被本
投 島本浩也 1回 0失点 2奪三振 0四球 1被安 0被本
投 齋藤友貴哉 1回 1失点 1奪三振 0四球 1被安 1被本
投 守屋功輝 2回 0失点 1奪三振 0四球 0被安 0被本
本日は、投手陣から分析していきます。
ファイターズの配慮(?)により、左打者ばかりとの対戦でした。3回で四球は1つ、死球はありませんでした。が、ボールはかなり荒れていて、捕手の構え通りに投げられた球はほとんどありませんでした。まだまだ自分との戦いが続いているようでした。3回で被安打7ですし、粘られるケースも多かったので、力を抜き気味で投げているように感じられました。それでも制球できないのですから、目指すところには遠く及ばない投球でした。開幕ローテ入りへ暗雲、という感じでしょうか。藤浪投手以外にも候補はいますからね。実戦で結果を出していくしかないでしょう。
・小野泰己
前回と比べると大分良かったです。良いボールも何球かありました。しかし、2イニング目途中に緊急降板。右肘の違和感だそうです。宜野座キャンプから離脱の可能性もあるようです。やはり、ピッチャーは何人いても多すぎることはないと痛感させられますね。
・岩貞祐太
緊急登板となりましたが、無難に抑えました。1イニングということもありますが、まだまだこれからだなという印象です。準備不足の影響もあったとは思いますが。心配はしていませんが、今年は規定投球回に達してもらわなければいけない投手なので、どんどんギアを上げて調整していって欲しいですね。
・島本浩也
今日は制球が良かったですね。常時これが出来れば十分戦力です。ただ、牽制悪送球はいけませんね。
・齋藤友貴哉
大田泰示選手に特大弾を浴びました。力のある真っ直ぐでも、高めにいってしまうとこうなるというのを痛感できたと思います。練習試合で良い経験ができましたね。齋藤投手のボールはちょっと暴れすぎなので、もっともっと制球力を磨いていって欲しいですね。今日、制球力の重要性を身をもって知ることができたと思います。
・守屋功輝
2回無四球無失点は良かったですね。中継ぎもまだ一軍枠が空いているので、アピールを続けていきたいところです。
以上が投手陣の分析です。藤浪投手以外は成長が見られた気がします。藤浪投手も死球は無かったですし、本人もそれなりには手応えを掴んでいるようなので、次回以降に期待しましょう。小野投手は離脱となると残念ですね。以降では、野手陣を見ていきます。今回はポジション別で見ていきたいと思います。
・捕手
捕手について気になったのは起用法ですね。矢野監督がどの捕手も平等に見たいということなのでしょうが、9イニングで4捕手を起用するのは無理があるように感じます。4人とも打席も1回ずつしか無く、やりにくいのではないでしょうか。1試合に起用するのは2人にした方が調整もしやすいと思います。
・一塁手
今日は板山選手がフル出場しましたが、駄目でしたね。引っ張りしかない選手ですから、引っ張れる球を打たないといけないでしょうね。開幕はマルテ選手で決まりでしょうし、次点でナバーロ選手ですから、議論の必要はなさそうです。マルテ選手は明後日のKIA戦に出場するようです。
・二塁手
ここへ来て上本選手が存在感を増してきました。良い競争が出来ています。木浪選手もアピールが続いていますね。糸原選手は最近は当たりがありませんね。ただ、打球は悪くないですし、心配はいらないと思います。このポジションは開幕まで争いが続くでしょうね。非常に楽しみです。
・三塁手
大山選手の打棒が影を潜めています。開幕まではまだ1ヶ月以上ありますが、このままの調子ではスタメンから外される可能性もあります。というのも、現在二塁を争っている上本・糸原・木浪の3選手が二塁と三塁の2ポジションで出場することも出来るからです。実際、今日の大山選手は2打席でベンチへ退き、代わって木浪選手が三塁のポジションに就きました。生え抜きの4番候補ということで大山選手への期待が高まっていますが、意外に矢野監督は冷静に見ているのではないでしょうか。
・遊撃手
北條選手が昨年からの良い状態を保っています。攻守に安定感抜群です。間違っても鳥谷選手が開幕戦の遊撃スタメンを務めることはなさそうです。今日は鳥谷選手が遊撃でスタメン出場しましたが、打球が飛んでくることはありませんでした。打席でもまだまだ良い打球は飛ばせていません。また、木浪選手が遊撃に入る可能性もありますから、昨年よりは良い争いになるでしょう。植田選手は、足を生かせる外野手に本格的に転向する可能性もありそうです。
・外野手
福留選手・糸井選手については今日は言及しません。近本選手は今日も良い当たりを放っていましたね。しかし、追いついて欲しい打球に追いつけない守備がありました。本当に守備範囲が広いのか、若干の疑問符が付きます。逆に守備で輝きを見せたのは江越選手です。前後左右に広い守備範囲を改めて見せつけてくれました。ヒットも放ち、盗塁も決めました。とても良いアピールが出来ているだけに調子を持続させて欲しいと願うばかりです。中谷選手は、得意の変化球打ちで本塁打を放ちました。中谷選手は変化球を打つ度にケチを付けられている気がしますが、あれを本塁打に出来るのは中谷選手の強みでもあります。今年こそは1本でも多く見せて欲しい一発ですね。現在大きく遅れをとっているのが高山選手です。まったく打ちませんね。ようやく外野争いも盛り上がってきただけに残念です。あともう一つ気になったのは、島田選手ですね。前の試合では盗塁を決めましたが、あまりチャンスが与えられていない気がします。チャンスを与えないなら二軍に落とすべきですし、このままでは少し気の毒かなと思います。
以上が野手陣の分析です。各ポジションでまずまずの良い争いが出来ていると感じます。何よりルーキーが盛り上げてくれているのが嬉しいですね。とは言え、彼らは社会人出身の即戦力ですから、このまま開幕一軍入りを果たしてもらいたいところですね。これからは徐々にベテラン選手も実戦に出場し始めますし、いよいよ脱落者も現れると思います。これからも、開幕スタメン争い・開幕一軍争いから目が離せません。
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