京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

12球団戦力概観⑧ オリックス・バファローズ編

今日は、昨年4年連続のBクラスに沈み、今季は西村新監督の下Aクラスを目指すオリックス・バファローズの戦力を概観します。

 

まずは、投手からです。

 

先発:山岡/アルバース/ディクソン/エップラ-/山本/東明/松葉/山崎福/竹安/榊原/山崎颯/K-鈴木/青山(/田嶋)

救援:増井/吉田一/比嘉/澤田/黒木/近藤/海田/山田修/小林/岩本/金田

 

昨年チーム防御率リーグトップだったオリックス投手陣ですが、オフに自由契約の金子投手が日本ハムに、FA宣言をした西投手が阪神に移籍しました。とくに、昨年162.1回を投げている西投手の移籍はかなりの痛手となるでしょう。

 

西投手・金子投手の移籍により先発陣はなかなか計算できる投手がいないですね。3年目の山岡投手が急にエース級の役割を担うことになりそうです。外国人は昨年9勝のアルバース投手、4勝止まりのディクソン投手、新加入のエップラ-投手の中から2人がローテ入りするでしょう。これで3枚は決まります。注目は先発再転向となる3年目の山本由伸投手ですね。昨年はセットアッパーとしてフル回転し、新人王候補にもなりましたが、今季は将来のエース候補という大きな期待を背負って先発に再挑戦です。目標は規定投球回到達でしょうか。これで4枚が決定。ここに加えて、東明投手や松葉投手という中堅組、榊原投手や竹安投手などの成長著しい若手投手がいるので、金子・西の2枚看板を流出したわりには層が厚い気がします。ただ実際には、外国人が機能し、若手が順調に成長し、故障者も出ないなどという訳にはいかないでしょうから、主力投手流出の苦しみを味わうシーズンにはなるでしょうね。ここは開き直って、来季以降も見据えながら若手選手を積極起用することが求められるのではないでしょうか。

 

先発と同じくらいかそれ以上に計算できないのがリリーフ陣ですね。増井投手が抑えを務めることは確定でしょうが、それ以外の勝ちパターンはなかなか見えてきません。昨年は山本投手を中継ぎに持ってくることで対処しましたが、今季も先発候補の若手を中継ぎ転向させるのでしょうか。ただ先発の層も薄いので、難しいかもしれません。そうなると、既存の中継ぎ投手陣が頑張るしかないですね。8回に登板する候補の筆頭は吉田一将投手ですかね。若い澤田投手が勝ちパターンに入ってくると面白いでしょうね。黒木投手が復活してくれたら頼もしいでしょうが、どうなのでしょうか。

 

以上のように、候補はまずまずいるものの、計算はし難いのが今季のオリックス投手陣ですね。先発・中継ぎともに若手投手が伸びてくれないと厳しそうです。将来も見据えて、ある程度は我慢の若手起用が求められている気がします。

 

 

次に、野手陣を見ていきましょう。

 

捕手  :若月/山崎/伏見/高城

一塁手 :T-岡田/マレーロ

二塁手 :福田/大城/山足

三塁手 :西野/白崎/頓宮

遊撃手 :安達/太田

左翼手 :吉田正/杉本

中堅手 :宗/後藤/宮崎/小田/西村

右翼手 :ロメロ/武田

指名打者:メネセス

 

野手陣では、小谷野選手が引退し、自由契約の中島選手が巨人に移籍。2人のベテラン選手がチームを去りました。一方で補強したのは新外国人のメネセス選手のみで、こちらはマレーロ選手と外国人枠を食い合う存在に過ぎませんから、ベテラン2選手の退団は若手選手の出場チャンス増加に直結するということになります。果たしてどのような競争が繰り広げられるのでしょうか。

 

捕手については、近年の起用法を考えると、若月選手をメインで運用することは間違いなさそうです。あまり争いはなさそうなので、ここで止めておきます。

 

内野については、競争がありそうです。T-岡田選手は外野手ですが、左翼のポジションは吉田選手かロメロ選手が埋めることはほぼ間違いないでしょうから、一塁での起用が中心になると思われます。同じく一塁のマレーロ選手はT-岡田選手との競争というよりむしろ、メネセス選手との外国人枠争いになりそうです。また、守備力の高さを考えると、健康でさえいれば安達選手も確実に遊撃のレギュラーでしょう。すると、福田選手、大城選手、西野選手が二塁を争い、余った選手は白崎選手と三塁を争うという形になりそうです。

 

外野については、両翼は吉田正尚選手・ロメロ選手で決まりでしょうから、中堅のポジションを残りの選手で争うのでしょう。大城選手が中堅争いに回ってくる可能性もあるので、候補は多いですが絶対的な存在はないので、開幕直前まで競争は続きそうです。吉田選手・ロメロ選手についても言及しておきます。吉田選手は昨年初の全試合出場を果たしました。オフの室伏広治氏とのトレーニングが良かったのでしょうか。このチームは吉田選手にかかっているといっても過言ではないので、今季も是非フルシーズン出てもらいたいです。ロメロ選手は昨年数字を落としましたが、今季は勝負の3年目です。日本野球には十分慣れたはずですから、4番を取り返す意気込みで頑張っていただきたいです。

 

以上のように、小谷野選手・中島選手がチームを去ったことで、若手選手にとってはチャンスが増えました。激しい争いでチームを盛り上げてくれないと、吉田選手のワンマンチームになりかねません。昨年不振のT-岡田選手やロメロ選手も吉田選手に負けじと存在感を放っていただきたいですね。

 

 

最後に、筆者の希望開幕オーダー(マイオーダー)を示します。

 

2019オリックス マイオーダー

1 三 西野真弘

2 二 福田周平

3 右 S.ロメロ

4 左 吉田正尚

5 指 J.メネセス

6 一 Tー岡田

7 中 大城滉二

8 遊 安達了一

9 捕 若月健矢

P 投 山岡泰輔

 

 

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