京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

12球団戦力概観⑨ 北海道日本ハムファイターズ編

本日は、宜野座阪神対起亜の練習試合が行われる予定だったんですが、残念ながら雨天中止。1回表、青柳投手が2安打を浴びながらも無失点で切り抜けると、1回裏は木浪選手・近本選手・ナバーロ選手が倒れ三者凡退。直後に猛烈な雨が降り出し、すぐに中止の判断がなされ、宜野座ドームでの練習に切り替わったという流れでした。今日の代わりに後日紅白戦を行ってほしいですが、しばらく雨が続くようですね。今年の沖縄は異常に雨が多く、それも東南アジアなどの熱帯で見られるスコールのような激しい雨ですね。これからは実戦が盛り沢山なだけに、勘弁してほしいなという思いです。

 

一方で朗報もありました。まずは、肘の状態が心配されていた岩崎投手がブルペン入りしました。2年連続で60試合以上登板していますし、勤続疲労が出たかなと心配しましたが、ひとまずは安心です。貴重な計算できる中継ぎ左腕ですから、今季も頑張ってもらいたいです。また、日本ハムとの練習試合で肘の違和感を訴えた小野投手も重傷ではなかったようでキャンプに帯同し続けるようです。開幕直前まで、そして開幕以降もローテを争って欲しい選手ですから、無理は禁物ですができることをしてもらいたいですね。

 

 

という訳で予定を変更し、今日は昨年2年ぶりのAクラス入りを果たした北海道日本ハムファイターズの戦力を概観していきます。

 

まずは、投手からです。

 

先発:上沢/マルティネス/有原/加藤/金子/バーベイト/村田/上原/ロドリゲス/堀/杉浦

救援:石川直/宮西/ハンコック/秋吉/公文/浦野/鍵谷/玉井/井口/西村/斎藤

 

先発・中継ぎともに数はそこそこいるものの、計算の立つ投手は少ないという印象です。先発で2桁勝つことを計算できそうなのは、上沢投手とマルティネス投手ですね。この2人が1年間ローテで回ることは大前提になってくるでしょう。そこに加えて有原投手・金子弌大投手・バーベイト投手がどこまでやるかが重要になってきますね。この3投手が1年間しっかり投げられたらとても良い先発陣になりますね。ただ、この3投手はかなり未知数です。逆に、加藤投手や村田投手は2桁勝利は期待できませんが、安定はしているので、怪我無く行けば確実に戦力にはなるでしょう。このように、上沢投手・マルティネス投手の2枚看板を軸に力のある投手がいるファイターズ。有原投手や金子投手といった未知数の部分が機能してくれば、優勝を争える投手陣になりそうです。

 

先日、開幕投手が上沢投手で2戦目が金子投手と発表されましたね。とくに2戦目の古巣オリックス対金子投手の一戦は、今年のファイターズを占う意味でも楽しみです。

 

中継ぎも先発と同様、数はいますが、計算するのはなかなか難しいです。抑えは、昨年大きく成長した石川直也投手が務めるでしょう。三振をとれる投手なので、今年こそは1年間抑えの座を守ることができるのではないでしょうか。中継ぎ陣で確実に期待できるのは宮西投手くらいですね。その宮西投手も年齢との戦いにはなってきますが。あとは公文投手と新外国人のハンコック投手も1年間ブルペンに居続けることが求められるでしょう。鍵を握りそうなのは、トレードで加入した秋吉投手ですね。状態が良いならば、抑えを務める力も持つ投手ですが、どのくらいのパフォーマンスを披露してくれるのでしょうか。浦野投手も万全なら勝ちパターンを担える存在ですね。一方で、鍵谷投手や井口投手、玉井投手は敗戦処理に留まっている印象です。このあたりからも1人くらいは勝ちパターンで投げてもらいたいでしょうね。このように、先発と同様に、力はありながらも怪我などで計算しにくい投手が多い気がします。中堅組の復活と若手の成長がともに求められるでしょう。

 

 

以上が投手についてです。次に、野手を見ていきましょう。

 

捕手  :鶴岡/石川亮/郡/黒羽根(/清水)

一塁手 :中田/横尾

二塁手 :石井一/杉谷/田中賢(/渡邉)

三塁手 :近藤/淺間

遊撃手 :中島卓/谷内/平沼

左翼手 :清宮/松本/谷口

中堅手 :西川

右翼手 :大田/森山

指名打者:王

 

まず注目は、レアード選手の選手の退団に伴う三塁争いですね。王柏融選手の加入や清宮選手の左翼挑戦によって外野の候補が増えたこともあり、このキャンプでは近藤選手・大田選手・淺間選手の3人の外野手が三塁守備に挑戦しています。ですが、筆者としては三塁のレギュラーは近藤選手が務めるべきだと思っています。近藤選手は2014年には三塁手として70試合に出場した実績がありますし、その頃の三塁守備はわりと安定していた記憶があります。そもそも近藤選手は捕手・内野手・外野手をこなす器用さを持っているので、今回のコンバートにも順応できると思います。一方、大田選手は内野での出場実績が少ないうえに、今年は移籍3年目で、打撃で真価を発揮する年だと思います。ですから、守備負担は軽くして、今年こそ1年間「恐怖の2番」としてチームの主力になってもらいたいです。また、淺間選手の足の速さや身体能力の高さ、肩の強さを生かせるのは外野だと思うので、淺間選手も外野メインでいって欲しいですね。ですが、淺間選手はレギュラーでもなんでもありませんので、出場機会アップを狙って内野の守備にも挑戦することは良いことだと思いますし、チームにとっても選択肢が増えるので良いとは思います。

 

あと争いがあるのは捕手と二塁手ですね。しかし、ともにレギュラーの筆頭候補が怪我をしてしまったのは残念ですね。しばらく捕手は鶴岡選手と石川亮選手の併用、二塁手は石井一成選手メインになると思われますが、石川選手や石井選手はそれぞれ清水選手、渡邉選手の居場所を無くすくらいの心意気で頑張って欲しいですね。

 

さらに、高卒2年目を迎える怪物・清宮選手や、台湾の4割打者「大王」こと王柏融選手など見所満載の野手陣ですね。ただ、一つ気になるのは二軍からの突き上げが少ないことですね。ファイターズの二軍は低迷している印象がありますので、もう少し下からの突き上げが無いと、怪我人が出た際に一昨年のように崩れないか不安があります。

 

以上のように、ファイターズの野手陣は振れる選手が多いですし、競争もあり、魅力があると思います。それだけに、はまってくると優勝を争える可能性もあります。一方で選手層という点では不安もあるので、若い選手がもっともっと盛り上げていく必要があると思われます。

 

 

最後に、筆者の希望開幕オーダー(マイオーダー)を示します。

 

2019日本ハム マイオーダー

1 中 西川遥輝

2 右 大田泰示

3 三 近藤健介

4 一 中田翔

5 左 王柏融

6 指 清宮幸太郎

7 二 石井一成

8 捕 鶴岡慎也

9 遊 中島卓也

P 投 上沢直之

 

 

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