京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

練習試合③ 結果と分析

今日、宜野座では広島との練習試合が行われました。早速、結果を見ていきましょう。

 

練習試合③ vs広島 @宜野座 2019.2.21

広島 000 000 000  0 5
阪神 201 101 000  5 7


広島
(遊) 田中広輔   空三 二ゴ        2 0 0 0
 遊     小園海斗         左飛 三ゴ」 2 0 0 0
(二) 菊池涼介   左安 遊ゴ」       2 1 0 0
 二  曽根海成         一ゴ 中2  2 1 0 0
(指) X.バティスタ 空三 右飛」       2 0 0 0
 打指 下水流昂         空三」四球  1 0 0 0
(右) 鈴木誠也   邪飛」左飛        2 0 0 0
 左捕 坂倉将吾         右2 二併  2 1 0 0
(左) 松山竜平   二ゴ 一ゴ」       2 0 0 0
 右  正随優弥         邪飛 邪飛」 2 0 0 0
(一) A.メヒア   左2 右安 見三     3 2 0 0
(中) 野間峻祥   遊直 四球 空三」    2 0 0 0
(捕) 會澤翼    三ゴ」二飛        2 0 0 0
 左  西川龍馬         中飛     1 0 0 0
(三) 堂林翔太   捕ゴ 中飛」遊ゴ     3 0 0 0
 三  上本崇司
(投) 久里亜蓮    2回 2失点 1奪三振 3四球 1被安 0被本
投  岡田明丈   2回 2失点 0奪三振 1四球 3被安 1被本
投  レグナルト  1回 0失点 2奪三振 0四球 0被安 0被本
投  薮田和樹   1回 1失点 0奪三振 2四球 2被安 0被本
投  島内颯太郎  1回 0失点 2奪三振 0四球 1被安 0被本
投  アドゥワ誠  1回 0失点 1奪三振 0四球 0被安 0被本
投  G.フランスア 1回 0失点 0奪三振 1四球 0被安 0被本


阪神
(二) 上本博紀  四球 三失           1 0 0 0
 打二 糸原健斗        遊飛 四球①二ゴ  2 0 1 0
(中)右近本光司  四球 左飛」一ゴ 投ゴ     3 0 0 0
 右  島田海吏              四球  0 0 0 0
(遊) 鳥谷敬   一ゴ 中飛 遊飛」       3 0 0 0
 遊  北條史也           遊併」一飛  2 0 0 0
(三) 大山悠輔  四球 四球 空三 左2 中飛」 3 1 0 0
(右) 中谷将大  三飛 一飛 一ゴ        3 0 0 0
 中  植田海            空三     1 0 0 0
(一) 木浪聖也  右安②右安 空三」見三」    4 2 2 0
(指) 高山俊   邪飛」右安①          2 1 1 0
 打指 板山祐太郎       中安 空三     2 1 0 0
(捕) 梅野隆太郎 三ゴ 投ゴ」          2 0 0 0 
 捕  坂本誠志郎       四球        0 0 0 0
 捕  岡崎太一           投ゴ     1 0 0 0
(左) 江越大賀  空三 右本①中安 右飛」    4 2 1 0
(投) 岩貞祐太   2回 0失点 2奪三振 0四球 2被安 0被本
 投  能見篤史   1回 0失点 0奪三振 0四球 0被安 0被本
 投  P.ジョンソン 1回 0失点 0奪三振 0四球 0被安 0被本
 投  桑原謙太朗  1回 0失点 0奪三振 1四球 1被安 0被本
 投  望月惇志   2回 0失点 3奪三振 0四球 1被安 0被本
 投  浜地真澄   2回 0失点 0奪三振 1四球 1被安 0被本

 

 

野手陣から分析します。本日は全員についてコメントしたいと思います。

 

上本博紀

ここまで順調に来ていると思います。そろそろ盗塁してくれると安心するのですが、足の状態はどうなのでしょうか。

 

・糸原健斗

ヒットでのアピールが少ないのですが、特別悪い状態ではなさそうですよね。昨年は調子が少し落ちたかと思うと固め打ちするということが多かったので、もう少し待つと打ち始めるかもしれません。

 

・近本光司

疲れが出てきているのか、パフォーマンスが落ちていますね。グラウンド状態の悪さもありますが、メヒア選手の打球を後逸した守備は酷かったです。もしこのような守備が続くとなると、スタメン起用は難しいかもしれないですね。

 

・島田海吏

対外試合でのスタメン出場がないので、何とも言いかねます。福留選手・糸井選手が出始めるとますます出番が限られますから、アピールのしようが無くなりますね。

 

鳥谷敬

どうも打撃の内容が良くなってこないですね。若手のチャンスを奪って出場しているのですから、もう少し存在感を出してくれないといけません。

 

北條史也

今日は流石にヒットが出ませんでしたが、当たりは良かったですね。これからも順調に行ってもらいたいです。

 

・大山悠輔

一本出たのでひと安心です。そろそろ一発が欲しいところですが、、、ここまでは三塁のみでの出場ですね。三塁が基本なのは当然ですが、一塁や左翼も実戦で一回くらい守らせてみてはどうかなと思います。

 

・中谷将大

今日は酷い打席内容でしたね。ですが、誰も高打率は望んでいないので、コーチもあれこれと文句は付けないで欲しいです。少しずつ自分でも考える癖をつけないと、不調から脱することのできない選手になってしまいますから。

 

・植田海

センターで良い動きを見せました。本格的に外野を練習してほしいなという思いです。打撃は、、、かなり厳しいですね。まだヒットがありません。

 

・木浪聖也

今日も暴れました。内角には本当に強いですね。一塁守備に就いたのは、試合終盤を想定しているのでしょうか。着実に開幕一軍、そして一軍定着へのステップを踏んでいるようです。

 

高山俊

悪球打ちでひさびさの安打。ただ、出遅れているのは間違いありません。

 

・板山祐太郎

ラッキーヒットは出ましたが、存在感は薄いですね。

 

・梅野隆太郎

実戦でなかなかヒットが出ませんね。昨年のようなスタートではレギュラーを奪われかねません。4月からしっかり打つ心意気で調整して欲しいですね。

 

・坂本誠志郎

打撃の調子が良いだけに、守備でのアピールが必須ですね。

 

岡崎太一

限られたチャンスでアピールしなければ、先は無いでしょう。

 

・江越大賀

1打席目は変化球攻めに翻弄されましたが、2打席目で修正できるのが最近の江越選手の良いところですね。守備・走塁は一軍レベルですから、打撃の良い感覚を維持できれば生き残れるでしょう。今日の本塁打には驚かされました。

 

 

以上が野手の分析です。次に、投手陣を見ていきましょう。

 

・岩貞祐太

ストレートは制球面がまだまだですが、腕が振れていて球威もあったのでまずまずの調整が出来ているなと感じました。本人が課題としていた変化球は制球も良く、満足のいく内容だったと思います。初実戦ということを考えると、全体的には十分な出来だったと思います。スカイAで解説を務めていた元近鉄有田修三氏は、2イニング目の変化球主体のピッチングを盲目的に批判していましたが、岩貞投手自身が課題意識を持って様々な取り組みをしているという趣旨の発言をしていましたし、1回と2回とでは明らかに意図してピッチングを変えてたので、「従来の通例ばかりに縛られず、自分で考えて調整すべし」という矢野監督の考えに合致した取り組みが出来ているなと思い、筆者は肯定的に捉えました。矢野監督が有田修三氏のような自分の考えを押しつけるだけの人間ではないことが、選手たちの能力を引き出せるような環境を生み出しうるなと改めて感じました。

 

能見篤史

まだまだこれからだなという印象です。今季は中継ぎ専念ですので、これから徐々に仕上げていってくれれば良いでしょう。

 

・ピアース・ジョンソン

初お披露目となりました。打者を惑わすパワーカーブは効果的に使えていたと思います。ただ、今日は球速があまり出ていなかったので、そこは若干気になりますね。初登板にしては上出来だったと思います。

 

桑原謙太朗

もともとズバズバ制球する投手ではないことを考えると、既にほぼ仕上がっている感じですね。打者の打ち損じを誘うような投球スタイルは変わることはないでしょう。今季も勝ちパターンで期待したいですが、相手も独特の軌道に慣れてはきているとは思うので、不安はあります。そこは球威で押し切ってくれると良いですが、、、

 

・望月惇志

登板ごとに良くなっている印象がありますね。今日は、簡単に前に飛ばさせないような質の高い真っ直ぐをコントロールもよく投げ切れていました。また、カーブで以前よりはカウントを取れていたので、真っ直ぐの良さが際立っていました。やはり、リリーフならすぐに一軍で起用できるなと改めて感じさせてくれました。それだけに逆に、先発に挑戦させるべきか、リリーフでどんどん一軍経験を積ませるべきか首脳陣も悩むのではないかと思います。

 

・浜地真澄

登板が最後だったので、スタメン起用されていた面子と対戦することは出来ませんでした。それ故に何とも言い難い面もありますが、一軍主力クラスを抑えていくにはストレートをより磨いていく必要があるのではないでしょうか。今日も良い当たりを許していましたし、本人も痛感しているとは思います。一軍キャンプに参加したことで、より課題がはっきりしたでしょうし、非常に良い機会を得られていると思います。この投手は夏以降に一軍でのチャンスが巡ってくると思いますので、その頃にはさらに成長した姿が見られるでしょうね。

 

以上が、投手の分析になります。実績組はそれぞれ順調な仕上がりぶりを、若手投手も成長具合を見せてくれていると思います。今週末からいよいよオープン戦になりますが、相手チームも主力級がどんどん登場しますから、遂に選手たちがふるいにかけられる段階に入っていきますね。二軍から昇格してくる選手もいますから、ますます競争は激しくなっていくでしょう。

 

 

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