オープン戦① 結果と分析
昨日、浦添ではヤクルトとのオープン戦が行われました。早速、結果を見ていきましょう。
オープン戦① vsヤクルト @浦添 2019.2.23
阪神 200 000 010 3 7
ヤクルト 021 300 20x 8 13
阪神
(遊) 北條史也 遊安 右飛 空三 三ゴ」 4 1 0 0
遊 植田海
(二) 糸原健斗 中安 二ゴ」中飛 左飛 4 1 0 0
(指) E.ナバーロ 右安①右飛 2 1 1 0
打指 木浪聖也 右飛」左2 2 1 0 0
(三) 大山悠輔 三併 四球 中飛 遊ゴ 3 0 0 0
(一) J.マルテ 中飛」空三」 2 0 0 0
左 近本光司 遊飛 右安 2 1 0 0
(左)一中谷将大 邪飛 四球 1 0 0 0
一 板山祐太郎 左飛」四球 1 0 0 0
(中) 高山俊 三飛 左飛 中本① 3 1 1 0
中 島田海吏 中飛」 1 0 0 0
(捕) 坂本誠志郎 遊ゴ」遊ゴ 2 0 0 0
捕 梅野隆太郎 邪飛 1 0 0 0
(右)中江越大賀 左2 邪飛」三ゴ 3 1 0 0
(投) 才木浩人 4回 97球 6失点 1奪三振 2四球 9被安 1被本
投 飯田優也 1回 15球 0失点 1奪三振 0四球 1被安 0被本
投 伊藤和雄 1回 12球 0失点 1奪三振 0四球 0被安 0被本
投 馬場皐輔 2回 33球 2失点 2奪三振 1四球 3被安 1被本
ヤクルト
(一) 坂口智隆 左安 中安① 2 2 1 0
打一 廣岡大志 中本②右飛 見三 3 1 2 0
(中) 青木宣親 二ゴ 左安 2 1 0 0
走左 奥村展征 三飛 二ゴ」空三」 3 0 0 0
(二) 山田哲人 遊ゴ 左飛」 2 0 0 0
打二 太田賢吾 右3 一ゴ 2 1 0 0
(指) W.バレンティン 遊ゴ」右2 2 1 0 0
走指 渡邉大樹 左犠① 0 0 1 0
打指 宮本丈 四球 0 0 0 0
(右) 雄平 右安 右安 2 2 0 0
走右 上田剛史 左飛」 1 0 0 0
打右 荒木貴裕 左本② 1 1 2 0
(三) 村上宗隆 四球 空三 空三 左飛 3 0 0 0
三 吉田大成
(遊) 西浦直亨 四球 一ゴ①左安 中安 3 2 1 0
(捕) 中村悠平 右犠①邪飛」投併」 2 0 1 0
打捕 西田明央 三飛」 1 0 0 0
(左)中塩見泰隆 左飛 左安 空三 中安 4 2 0 1
(投) D.ブキャナン 2回 21球 2失点 0奪三振 0四球 3被安 0被本
投 高梨裕稔 3回 47球 0失点 1奪三振 2四球 1被安 0被本
投 近藤一樹 1回 12球 0失点 1奪三振 0四球 0被安 0被本
投 石山泰稚 1回 8球 0失点 0奪三振 0四球 0被安 0被本
投 大下佑馬 2回 38球 1失点 0奪三振 1四球 3被安 1被本
野手陣から分析します。まずは、野手全般についてですが、昨日の試合は非常に残念でした。点があまり取れなかったのもそうですが、それ以上に守備の酷さに愕然としました。内外野ともに追いつけそうな打球に追いつけないですし、緩慢な守備が多すぎます。これは、ずばり練習不足としか言いようがないと思います。他球団の選手たちは、日が暮れるまでノックを受け続けていますし、吐くまで練習していますよ。はっきり言って昨年と何ら変わっていません。デルタ社によると、昨年のタイガースのチームUZRは-71.2だそうですね。こんな異次元な数字、見たことないですよ。首脳陣もガラッと変わり、意識も変わったかと思っていましたが、勘違いだったようですね。キャンプ中継では映らない所で守備の猛特訓がされているかと期待していましたが、間違いでした。今季も投手陣がかわいそうでなりません。
以下では、昨日出場した主な野手についてコメントしていきます。
・北條史也
好調キープですね。2打席目は打った直後は本塁打と思ったのですがね。風で切れてしまいました。遊撃争いでは何歩もリードしていることは間違いありません。
・糸原健斗
ヒットが1本は出ましたが、逆方向へとフラフラと上がる何の期待も持てない打球が減りませんね。守備では左右に振られたときに追いつく気配が全くないのですから、打撃で結果を残さないとレギュラー奪取は叶わないでしょうね。
・エフレン・ナバーロ
打撃練習通りの良い打球を飛ばしていますね。開幕一軍は厳しいかもしれませんが、出番はすぐに回ってくると思うので、しっかり調整していって欲しいですね。
・木浪聖也
1打席目に引っ張って打ち取られたコースのボールを2打席目では流して二塁打。素晴らしい対応力を見せてくれました。開幕三塁スタメンもあり得ますから、どんどんアピールしていって欲しいですね。
・大山悠輔
打てる球を打たずに、打てない球を打っている印象です。あと、守備くらいきちんとやらないと。やけに評価されていますが、そんな大した守備ではないですよ。慢心できる要素が見当たりませんが、慢心しているのでしょうか。
・ジェフリー・マルテ
オープン戦のうちに少しでも日本の投球スタイルに慣れていくことですね。
・近本光司
打撃では、意外と良いものを見せてくれています。ただ守備に関して、打球判断の悪さが目立ってますね。ボールへのアプローチが悪い場面が多いです。まだ守備機会がそんなに多いわけではないので一概には言えませんが、守備力をかなり疑っています。
・中谷将大
打撃で成長が見られないですね。打席内容が悪すぎます。監督に使いたいと思わせる要素が少ないです。守備でもバレンティン選手に舐められてますからね。情けない限りです。
・高山俊
当たり前と言えば当たり前ですが、本塁打の時の打撃は良いですよね。これをきっかけに調子を上げてくれると良いですが。
・梅野隆太郎
打撃が今ひとつですね。守備では隙のなさを見せてくれました。
・江越大賀
好調キープですね。ただ、自慢の肩が炸裂しませんでしたが、コントロール重視だったのでしょうか。逆に雄平選手には見事に刺されてしまいました。
以上が野手陣の分析です。積極性という名の暴走が目立っているのも気になりますね。許されるのは今の時期だけですよ。走塁練習の時から様々な状況を想定していないから、実戦で暴走を連発しているのでしょうか。タイガースの野手陣とスワローズの野手陣を比べると、どうもキャンプの充実度の違いが見て取れる気がしてなりません。ヤクルトは量・質ともに充実したキャンプを送ったようです。怪我人さえ出なければ良い勝負ができるかもしれませんね。
次に、投手陣を見ていきます。
・才木浩人
4回6失点でしたが、この時期にヤクルトの主軸打者と対戦できたことは大きいと思います。正直、これでも先週土曜日のケースバッティングの時よりは制球も定まっていました。ストレートもそこそこ走っていましたし、あまり悲観しすぎる必要はなさそうです。ですが、問題は2点あります。1点目は、フォークボールで全く空振りが取れなかったことです。球速がもっと上がれば変わってくるかもしれませんが、とにかく見切られていました。ヤクルトの打者は手強いなと感じさせられました。今一度、見直す必要があるでしょう。もう1点は、回を追うごとに修正できなかったことです。立ち上がりが不安定なのは誰しもがそうですが、徐々に修正していきたいですよね。昨日は4回投げましたが、結局良い感覚を掴めぬまま終わってしまいました。そのあたりを踏まえて、これからのオープン戦で変化を見せて欲しいですね。
・飯田優也
まずまずでした。暴れすぎずそれなりにまとまっていたので、無失点で終われました。昨日のピッチングを続けていって欲しいです。
・伊藤和雄
昨日唯一の収穫かもしれません。直球・変化球ともにまとまっていて、見ていて安心感がありました。当然、開幕一軍入りに大きく前進したと言って良いでしょう。
・馬場皐輔
楽天との練習試合では、非常にコントロールよく投げられていたので、常時これができれば期待できると言いましたが、昨日は出来ていませんでした。主軸打者が既に引っ込んでいましたが、完璧に捉えられていましたからね。あの投球では何の期待も持てません。目指せ、鳴尾浜エース!という感じですね。
以上が投手陣の分析です。1ヶ月に及ぶキャンプの集大成となる昨日・今日のオープン戦ですが、昨日はかなり残念でした。結果もさることながら、内容が乏しかったです。今日は、北谷でドラゴンズとのオープン戦が行われます。先発投手は阪神が藤浪投手、中日が柳投手だそうです。今日こそは各選手がキャンプの成果を見せてくれると期待しております。
最後に、試合内容とは関係がありませんが、昨日から新応援歌の演奏が開始されましたね。糸原選手・ナバーロ選手・マルテ選手ともに良い感じでしたね。ですが、それ以上に感じたのは、ヤクルト村上選手の応援歌、格好良すぎませんか?
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