現地観戦記② ファーム阪神対中日 @鳴尾浜
前回記事での予告通り、本日は12:30より阪神鳴尾浜球場にて行われました春季教育リーグ・阪神タイガース対中日ドラゴンズを観戦しました。その模様をお伝えしていきます。
まずは結果ですが、7-7の引き分けに終わりました。阪神の各選手の成績は以下の通りです。
中日 005 000 020 7
阪神 000 130 120 7
阪神
右 島田 四球 投ゴ」四球 投ゴ 中犠①
指 俊介 空三 中安
小宮山 死球 一ゴ」 中飛
中左高山 四球 左安 右安②二安 左飛」
左三板山 投併」ニゴ① 四球 四球 右安
捕 片山 二ゴ 四球 邪飛
長坂 投ギ 一飛
一 藤谷 一ゴ 空三 四球 遊ゴ① 三併
二中植田 死球」捕ゴ」ニゴ」 邪飛」
三二熊谷 二ゴ 死球 中安 左安
遊 小幡 投ゴ 三直 ニゴ 右3①
投 岩田 4回 5失点
高橋聡 1回 0失点
青柳 2回 0失点
才木 2回 2失点
盗塁 島田 熊谷2
盗塁死 植田
失策 小幡 藤谷
ここからは日記形式です。筆者は、昨日と同様に試合開始約1時間前となる11:30頃に阪神鳴尾浜球場に到着。
3塁側からの観戦です。
試合開始約20分前にはスタメンが発表されました。
鳴尾浜球場ってなぜか球場アナウンスの音量がとても小さいんですよね。今日の球審は「アアアアイイイッッッ!!!」でおなじみの白井さんでした。
先発は阪神がベテランの岩田投手、中日が高卒2年目で期待の石川翔投手でした。岩田投手は立ち上がりから球が走っていませんでした。3回には高卒ルーキーの小幡選手と昨年途中から野手転向の藤谷選手の失策でピンチを招くと、その後連打を食らい、一挙に5点を失いました。
一方、ドラゴンズの石川翔投手は制球に苦しみました。良い直球もありましたが、終始制球に苦しみ続け5回で9個の四死球を与え、4点を失いました。
その後のタイガースは、高橋聡文投手が1回零封、青柳投手が2回零封、才木投手が2回2失点でした。青柳投手は1イニング目に2個の死球を与えましたが、投球そのものはまずまずでした。才木投手はストレートが140キロに満たないので、どこか故障でもしているのではないかと疑いをかけたくなります。
ドラゴンズは、中継ぎ転向の小熊投手が3回3失点、谷元投手が1回零封でした。
打撃陣では、高卒ルーキーの小幡選手、強打のルーキー捕手である片山選手、野手転向2年目の藤谷選手に注目しました。
小幡選手は細身ですが、結構良いスイングをしていました。第4打席には三塁打を放ちましたし、逆方向へ強いライナーも放っていました。守備では三遊間のゴロで併殺を完成させるなど良い所もあった一方で、捕球できていないまま送球へ移ろうとして失策をする場面もありました。ここは練習あるのみですね。ですが、能力の高さは十分見せてくれたと思います。今季は身体作りとプロの打球に慣れる1年になるでしょう。
片山選手は体格も良いですし、一発が出そうな雰囲気を持っていますね。さらに声もよく出るので、チームを引っ張っていけるような性格だと思います。ただ支配下登録を勝ち取り一軍の舞台へ進むためには守備面を強化していく必要があるでしょう。ですが、それもそんなに時間を要しないのではないかと期待を抱かせてくれるような選手ですね。
藤谷選手は身長194cmですから、とにかく大きいですね。ただ、攻守ともにまだまだ時間がかかりそうな印象です。打撃に関しては、どうしてもボールを待ちきれず自分の形で打てていないようですね。崩されて引っかけるバッティングが多いです。守備に関しては、今日は一塁を守りましたが、左右に振られるとなかなか対応が出来ないですね。基本の動作がまだまだな感じです。ですが、まだ若いので打者としての経験を積んでいけば楽しみな存在になるとは思います。
また、野手全般については今年も「超積極的」な矢野スピリッツが継承されていると感じました。今日は熊谷選手が2回、島田選手が1回盗塁を決めました。ファームでは失敗しても問題はありませんから、この路線は今年も継続していってくれたらなと思います。
ファーム観戦記は以上です。一軍では望月投手が大炎上、打線は今日も1点しか取れず惨敗を喫したようですね。明日は、甲子園に乗り込み日本ハムとのオープン戦を観戦予定です。また、京セラドーム大阪で行われる侍ジャパン強化試合もダブルヘッダーで観戦予定です。明日は皆様に良いご報告が出来ることを祈っています。