阪神タイガース オールタイムベストナイン
新型コロナウイルスの蔓延が続き、日本全国に緊急事態宣言が出されるという非日常が続いています。本来ならば、2020年のプロ野球も1/4程度を消化し、少しずつペナントレースの行方も見え始めていた頃だとおもわれますが、開幕すらしていないというのが実情です。
NPBは今季の交流戦の中止を発表しました。これにより、143試合から交流戦18試合を除いた125試合制(25戦×5球団)での開催を検討していたようです。しかし、緊急事態宣言の延長が決まったため、6月中の開幕が難しくなり、125試合の開催はほぼ不可能となりました。無観客での70試合程度の開催またはシーズン中止が現実的と思われます。
そんな中ですが、当ブログでは、何かしらのネタを見つけては更新を続けていきたいと思っております。というわけで、本日は長い歴史を持つ阪神タイガースのオールタイムベストナインを考えていきたいと思います。
当初は本当のオールタイムベストナインを決定しようと思ったのですが、その歴史が長すぎることもあり、2つに分けることとしました。分け方は以下の通りです。
・昭和ベストナイン(1950年~1988年)
・平成ベストナイン(1989年~2018年)
1リーグ時代は試合数なども含め、2リーグ分裂後とは異なる点が多いため、今回は含みません。また、対象は該当年に阪神に所属した全選手です。単年成績に基づいて、筆者の独断と偏見で選出しています。
それでは、早速発表しましょう。まずは、昭和ベストナインです。( )内は年度(西暦)、赤字はリーグトップ、アンダーラインはNPB記録を表しています。
1 右 真弓明信 (85) 119 .322(497-160) 34 84 8 .991
2 中 田宮謙次郎(58) 120 .320(387-124) 11 62 12 .957
3 指 R. バース (86) 126 .389(453-176) 47 109 2 1.258
4 三 掛布雅之 (79) 122 .327(468-153) 48 95 10 1.088
5 一 藤村富美男(50) 140 .362(527-191) 39 146 21 1.139
6 捕 田淵幸一 (75) 130 .303(426-129) 43 90 2 1.094
7 二 岡田彰布 (85) 127 .342(459-157) 35 101 7 1.057
8 左 M. ラインバック (79) 130 .309(472-146) 27 84 0 .921
9 遊 吉田義男 (64) 123 .318(434-138) 8 29 23 .812
P 投 G. バッキー(64) 46 29-9 1.89 353.1 200
以上のようなラインアップとなりました。勝手に打順も組んでしまいましたが、このチームならどんな打順でも120勝以上できそうです。
補足してコメントしておきたい点につき、以下羅列します。
・初代ミスタータイガースでもある藤村富美男氏は名三塁手としても名高いのですが、4代目ミスターとの兼ね合いで、晩年には多く守った一塁手としています。
・球団史上2位の安打数で、首位打者獲得経験もある藤田平氏も遊撃手の有力候補ですが、優勝への貢献がないことと、首位打者獲得時には一塁手であったこともあり、外れました。
・投手としては、村山実氏や小山正明氏、江夏豊氏の方が相応しいとの考えもあると思いますが、球団史上最多シーズン勝利数をあげ優勝に貢献したジーン・バッキー氏を選ばせて頂きました。
続いて、平成ベストナインです。
1 二 今岡誠 (03) 120 .340(485-165) 12 72 1 .865
2 遊 鳥谷敬 (10) 144 .301(575-173) 19 104 13 .848
3 三 T. オマリー(93) 125 .329(434-143) 23 87 1 .994
4 左 金本知憲 (05) 146 .327(559-183) 40 125 3 1.044
5 指 C. フィルダー (89) 106 .302(384-116) 38 81 0 1.031
6 右 M.マートン(10) 144 .349(613-214) 17 91 11 .894
7 一 C. ブラゼル(10) 143 .296(564-167) 47 117 1 .902
8 捕 矢野輝弘 (03) 126 .328(433-142) 14 79 1 .897
9 中 赤星憲広 (05) 145 .316(601-190) 1 38 60 .768
P 投 井川慶 (03) 29 20-5 2.80 206.0 179
以上が平成ベストナインです。昭和ベストナインと比べると劣る気もしますが、対象年が昭和が39年(1950~1988)に対し、平成が30年(1989~2018)であり、かつ1992年以降は甲子園のラッキーゾーンが無くなったという事情もあるので致し方ない気もします。ただ、昭和は様々な年度から入ったのに対し、平成は特定の年度に集中しているので、打線が強かった年が少なかったというのは事実かもしれません。
以下、平成ベストナインについての補足コメントです。
・捕手については2010年の城島健司氏と迷いましたが、優勝への貢献もさることながら、純粋に成績でも矢野氏が上回っていたので矢野氏にしました。
・三塁手として1993年のオマリー氏を選びましたが、この年はほとんど一塁手としてプレーしています。ですが、前年の1992年は三塁手として多くプレーし、同等の成績(打率.325、OPS.993)を残しているので問題ないと考えています。
・中堅手としては新庄剛志氏も捨てがたいのですが、優勝への貢献やタイトル獲得経験などを考慮し、赤星氏としました。
本日の記事は以上です。お読み頂きありがとうございました。