京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

DELTA社算出のUZR、WARの評価基準が変更(アップデート)!

数日前になりますが、DELTA社から驚きの(?)発表がなされました。当ブログでもたびたび引用させて頂いている指標がアップデートされたのです。というか、評価基準が変更になったと言った方が正確だと思われます。具体的にはDELTA社のページを見て頂ければ良いのですが、軽くご紹介をしておきます。

 

とは言いつつも、筆者はあまりしっかりと読んでいないので、少し違うかもしれません。

 

 

まずは、総合守備指標UZRについてです。ここでは2つの変更点を紹介します。1つめは、エラーの取り扱いです。ヒット性の打球をエラーした場合、従来はアウトを取れなかった点を重視し、レンジ(守備範囲)に加えていなかったのに対し、今後は一旦レンジには加えたうえで、失策として減点するという方式に変更されます。そのため、従来はレンジと失策で重複して減点されていたものが、失策のみでしか減点されなくなるということです。つまり、守備範囲を最重要視しているということでしょう。これには筆者も同意します。

 

もう1点がより重要です。それは併殺の取り扱いです。併殺(例えば4-6-3)を取り損ねた場合、従来は二塁手と遊撃手がともに1のマイナス査定を受けていたのですが、今後は二塁手・遊撃手がともに1/2のマイナス査定を受けるように変わります。というのも、併殺というワンプレーで合計2の減点がされるのはおかしいからです。今年のタイガースの二遊間は併殺が全くと言っていいほど取れていません。ですから、この項目で二塁手、遊撃手(、多少は三塁手)が大きなマイナス査定を受けていました。しかし、この改正により減点が小さくなり、中野選手がマイナスからプラスに転換、糸原選手も最下位を脱出しました。筆者は、中野選手が併殺で異常なマイナスを食らっているのを見てずっと首をかしげていたので、これにはひと安心です。

 

 

というように、UZRは途中で算出基準が変わる、未完成の指標です。が、決して改悪はされていませんので、「ころころ変わるようでは参考にならん」とは思わないで頂きたいですね。

 

 

そして、もう一つ。貢献度を示すWARにもアプデが施されています。詳細は割愛しますが、最大の変更点は、先発投手のWARが全体的に上がり、救援投手のWARが全体的に下がったようです。が、そもそも筆者は投手WARをあまり参考にしていないので、さほど重要な変更とは考えていません。野手WARに関しては、前述のUZRの算出基準の変更に伴う数値の大きな変動が起こっています。これは当然のことです。あとの細かいことは分かりません。

 

 

というわけで、前回の記事に載せた個人成績があまり参考にならなくなりました。前回の数値も(少なくともその時点では)間違っているわけではないのですが、その後にアップデートという名の改正が行われたので、最新の数値とは異なってしまったということです。よって、アプデ後の個人成績表を以下に貼り付けておきます。これからは前回の分ではなく、今回の分を参照して下さい。

 

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本日は以上です。ありがとうございました。