2019年のプロ野球も早くも前半戦が終了しました。今日、明日とオールスターゲームも行われます。本日の記事では、今年のここまでのプロ野球と阪神タイガースを総括していきたいと思います。
まずは、順位表から確認してみましょう。
プロ野球 2019 前半戦 順位表
セ 試 勝 敗 分 率 差 得 失 打 本 盗 防
1位 巨人 80 48 31 1 .608 ー 389 310 .262 107 49 3.56
2位 DeNA 82 39 41 2 .488 9.5 334 330 .246 100 25 3.67
2位 阪神 84 39 41 4 .488 9.5 313 338 .249 55 59 3.40
4位 広島 84 38 43 3 .469 11.0 317 341 .243 73 51 3.45
5位 中日 80 37 43 0 .463 11.5 306 310 .260 46 43 3.75
6位 ヤクルト 84 34 48 2 .415 15.5 368 425 .238 92 33 4.61
パ 試 勝 敗 分 率 差 得 失 打 本 盗 防
1位 ソフトバンク 84 48 32 4 .600 ー 359 318 .255 115 76 3.44
2位 日本ハム 84 41 39 4 .513 7.0 354 347 .257 58 36 3.83
3位 西武 82 41 40 1 .506 7.5 423 404 .258 94 87 4.36
4位 楽天 82 40 40 2 .500 8.0 367 358 .251 86 27 4.20
5位 ロッテ 81 39 40 2 .494 8.5 368 351 .246 99 53 3.91
6位 オリックス 83 36 42 5 .462 11.0 293 359 .234 55 77 3.87
不思議なことに、両リーグともほぼ同じ勢力図となりました。首位が独走し、2~5位が僅差の中にひしめく。そして最下位が少し離れている、という感じでしょうか。現実的に考えると、両リーグとも優勝チームはほぼ決定でしょうから、これからの時期は激しいCS争いとなりそうです。
続きまして、阪神タイガースのここまでを総括していきます。
阪神タイガース 2019 前半戦
チーム成績
84試合 39勝 41敗 勝率.488 2位
313得点⑤ 338失点④
打率.249③ 本塁打55⑤ 盗塁59① 防御率3.40①
UZR-11.8⑤ 野手WAR4.6⑥ 投手WAR16.0①
ご覧の通り、借金ターンです。最大で6の貯金を作りましたが、交流戦以降で全て溶かしてしまいました。課題ははっきりしていて、野手です。まずは攻撃。打率リーグ3位、本塁打5位、出塁率3位、長打率6位、得点圏5位、得点5位、、、といった感じですね。得点力不足はまだまだ解決していません。新外国人選手も獲得しましたが、やはり既存の選手たちが頑張るしかないでしょう。そして、守備。失策6位、UZR5位です。その結果、チーム投手WAR1位、防御率1位ながら、失点は4位と振るわない結果です。野手は守備の改善、投手は奪三振の意識を上げていかないと、後半戦は厳しい戦いとなりそうですね。
個人成績(野手) 打率 本 点 盗 出 OPS UZR WAR
中 近本光司 .261(333-87) 6 24 19③.309 .681 - 2.5 +0.4
二 糸原健斗 .262(301-79) 1 25 3 .364 .703 - 3.2 +1.4
右 糸井嘉男 .309(311-96)④ 5 35 6 .402⑤.823 - 3.0 +1.3
三 大山悠輔 .270(344-93) 10 50⑤ 2 .316 .741 + 1.7 +1.4
左 福留孝介 .242(186-45) 4 25 0 .322 .688 - 0.8
捕 梅野隆太郎 .270(285-77) 7 35 9⑦.327 .741 + 3.0 +2.6⑧
一 J.マルテ .267(180-48) 7 29 0 .346 .774 + 2.8
遊 木浪聖也 .245(216-53) 2 19 1 .300 .638 -12.1
内 北條史也 .215( 79-17) 1 7 1 .333 .637
内 上本博紀 .213( 80-17) 1 6 5 .289 .589
外 高山俊 .277(130-36) 1 10 7 .352 .698
外 中谷将大 .198( 81-16) 5 15 0 .278 .710
うーーーーーん。何とも言い難いこの成績。ひとりひとり見ると、酷い選手は(ここに書いた中には)いないのですが、正直満足出来る選手もいないですね。全員のOPSが1ずつ高かったら大満足なのですが。
個人成績(投手) 試 勝 ー敗 防 回 奪三 WAR
先 西勇輝 15 3 ー7 2.87④103.1③68⑩+2.8②
先 青柳晃洋 14 5⑧ー5 3.50 79.2 54
先 R.メッセンジャー 13 3 ー7 4.69 78.2 54
先 岩田稔 11 3 ー2 3.24 66.2 35
先 O.ガルシア 10 2 ー4 5.40 53.1 39
先 高橋遥人 8 2 ー2 1.80 50.0 52
試 勝ー敗 防 HP S
継 P.ジョンソン 33 2ー1 0.54 25① 0
継 藤川球児 31 4ー0 1.14 23③ 0
継 能見篤史 32 0ー1 3.90 13 0
継 守屋功輝 36 2ー2 3.90 7 0
継 島本浩也 37⑨2ー0 2.86 5 1
抑 R.ドリス 37⑨3ー3 1.47 8 18①
ブルペン3枚は本当に素晴らしいです。チーム唯一の規定投球回到達投手である西投手も素晴らしいです。勝ち星?後から付いてくるんじゃないでしょうか?メッセさんは中継ぎ再転向した方がいいかもしれません。
簡単に総括させていただきました。後半戦の注目ポイントはやはりCS争いでしょう。セパともになかなか激しい争いになりそうです。阪神ファン目線としては、まずはAクラスに入り込み、CSで2014の再現を狙って欲しいところです。
最後に、阪神とオリックスの2019前半戦ホームラン集をご覧下さい。