ありがとう超人・糸井嘉男 / 熾烈タイトル争いをチェック!
2022年9月21日水曜日、阪神タイガース糸井嘉男選手の引退試合が行われました。高い身体能力を生かした走攻守3拍子揃ったプレー、筋骨隆々の肉体、天然なキャラから「超人」と呼ばれ、愛された糸井選手が19年のプロ生活に幕を下ろしました。
近畿大学から投手として日本ハムに入団し3年目に野手転向という異色の経歴でありながら、通算1755安打、171本塁打、300盗塁、打率.297、出塁率.388という成績は驚異的なものです。
京都府出身で少年時代からの阪神ファンでもあった糸井選手。オリックス時代の2016年オフ、FA権を行使してタイガースに移籍するという決断をしてくれました。タイガースでの6年間はケガとの戦いでもあり苦しい時期も多かったと思います。それでも絶対に諦めない、誰よりも練習に打ち込む糸井選手の姿勢は、後輩たちの目に焼き付いています。
唯一の心残りはタイガースで優勝できなかったことでしょうか。糸井選手の大きな背中を見て学んできた後輩たちが、その夢を叶えてみせてほしいですね。
糸井嘉男選手、本当にありがとう。そして、お疲れ様でした。
さて、2022年の阪神タイガースも残すは3試合。17年連続のV逸が決まり、CS争いも風前の灯火です。一方で、この時期になると盛り上がるのが個人タイトル争いですよね。タイガース選手が争いに絡んでいる部門について、各チームの残り試合数を確認してみましょう。まずは野手部門です。
安打
① 岡林 154 残5
② 近本 153 残3
② 中野 153 残3
④ 佐野 152 残7
⑤ 村上 151 残6
⑤ 坂倉 151 残3
盗塁
① 近本 29 残3
② 塩見 24 残6
③ 岡林 22 残5
③ 中野 22 残3
⑤ 島田 20 残3
最多安打については阪神勢は圧倒的に不利な立場に立たされています。試合数の上では佐野選手が最も優勢でしょう。盗塁王については近本選手でほぼ確実です。続いて投手部門です。
① 青柳 2.07
② 西勇 2.18
③ 今永 2.37
④ 大野雄 2.46
⑤ 戸郷 2.65
勝利
① 青柳 12
① 戸郷 12
③ 大貫 11
④ 今永 10
④ 森下 10
ホールドポイント(HP)
① 湯浅 42 残3
① ロドリゲス 42 残5
③ 伊勢 41 残7
④ エスコバー 38 残7
⑤ 清水達 33 残5
防御率は青柳投手と西投手の争いです。青柳投手は明日登板、西投手は現在登録抹消中です。最多勝については残り1試合で青柳投手が勝てず戸郷投手が勝った時のみ青柳投手が逃します。HPについては上位3人で争いますが、湯浅投手は不利な状況です。残り試合で少しでも積み上げるしかありません。
最後に、一応3位争いについても見ておきます。全チームに自力でのCS進出可能性がなく、泥沼と化しています。
3位 巨人 141試合 67勝 71敗 3分 残2(DB2)
4位 阪神 140試合 66勝 71敗 3分 残3(S3)
4位 広島 140試合 66勝 71敗 3分 残3(S2,D1)
なお、同率で並んだ場合は対戦成績により決まります。巨人阪神の場合は阪神、巨人広島の場合は巨人、阪神広島の場合は広島、3チームとも並んだ場合は広島となります。
本日は以上です。ありがとうございました。