9月に入ってから、12試合で9パターンの打順(1-8番)を組んでいる阪神タイガース。6勝4敗2分とそこそこ善戦してはいますが、総得点は40点と打線は低調です。
上の表をご覧頂くと、1番近本・2番中野・4番マルテ・8番梅野はほぼ固定できている一方で、3番・5番・6番あたりが流動的になっていることが分かります。また、打順は日替わりですが、大山と糸原の2選手は全試合でスタメン出場していることも確認できます。下の表は、打順別の先発出場数と月間成績をまとめたものです。
何せ当たっていない選手が多いですから、矢野監督も非常に苦労しているとは思われます。が、少なくとも1・2番は機能していると言って良いでしょう。4番に関しても、大山選手を据えないならば、マルテ選手以外に選択肢がないので仕方ありません。となると、1・2番と4番とを繋ぐ3番を固定出来れば、少し戦いやすくなるのではないでしょうか。
単刀直入に言いますと、「大山選手を3番に据えましょう」というのが私からの提言です。一応今月は当たっているようですから、適任ではないかと思います。
もし出場する人が毎日違うならば打順が毎日変わるのは仕方ないことですが、結局のところ今の阪神は、同じ人が毎日違う打順で出場しているだけなので、違和感があります。矢野監督も試行錯誤しているつもりなのでしょうが、大山選手や糸原選手は非常にやりづらいと思います。
というわけで、私が提案する打順は以下の通りです。
1 中 近本光司
2 遊 中野拓夢
3 三 大山悠輔
4 一 ジェフリー・マルテ
5 右 糸井嘉男
6 二 糸原健斗
7 左 メル・ロハス・ジュニア(対右投手)
ジェリー・サンズ(対左投手)
8 捕 梅野隆太郎
上述の通り、大山選手を3番に持ってくることで1~4番を固定します。5番も問題なのですが、ここはチャンスで最低限の打撃を出来るベテラン糸井選手に託すしかないでしょう。糸原選手はクリーンアップには力不足ですし、現状のサンズ選手・ロハスJr.選手では最低限が出来ません。下位打線で復調を待ちます。
確かに、こう組めば劇的に打線が良くなるといった可能性は低いです。が、現状での最適ではあると思います。金曜日からはドラゴンズの大野投手、柳投手という好投手と対戦する予定ですから、首脳陣には何とか頭をフル回転させて、知恵を絞って、最善のオーダーで戦いに臨んで頂きたいです。あとは選手がどうにかするしかありません。
本日は以上です。ありがとうございました。