阪神タイガースは東京ヤクルトスワローズとの天王山で1勝2敗と負け越し、ヤクルトのマジックは9となりました。終戦です。
しかし、まずは3連敗しなかったことを讃えたいです。1勝はして意地を見せた、これで救われたファンも多いのではないでしょうか。実力で負けた、それは仕方ありません。
今日のゲームはなんと4時間19分に及びました。15安打4得点、17残塁、与四死球9、三振12という数字が表すのは、この天王山でタイガースが持てる実力を発揮出来なかったということでしょう。
ですが、それは致し方のないことでもあります。そもそもこのチームが終盤までまともに優勝を争うのは11年ぶり。レギュラー陣は全員初めての経験です。他方ヤクルトは最下位の常連ではありますが、6年前の2015年、リーグ優勝を経験しています。
幸か不幸か分かりませんが、タイガースの主力はほとんどが20代後半~30歳ですから、来年以降も基本的に同じメンバーです。今年のこの経験は必ずや来年以降生きてくると思いますし、生かさなければならないとも思います。
もっと言えば直近ではクライマックスシリーズもあります。ファーストステージが甲子園で巨人戦、ファイナルステージが神宮でヤクルト戦です。ファーストステージを突破しなければヤクルトと戦うことも叶いませんが、もし突破すれば1ヶ月後、再びこの3連戦のような試合に臨むことになるわけです。今日を含めこの3連戦で経験したことを生かすことのできる場が直ぐにでもあるわけですね。
加えて他に申し上げたいのは、来週からはクライマックスに照準を合わせた戦いをしましょうということです。一つは救援投手陣の無茶使い(「総力戦」という表現にもなります)を止めましょう。もう残り試合は勝っても負けてもいい(いわゆる消化試合)ですから、連投を避け、コンディションを整えることを優先しましょう。
もう一つは佐藤輝明選手をスタメンで使い続けましょう。今季をこのまま終わらせてはいけません。CSももちろんですが、来季にも繋がってくると思います。せっかく打ち出したわけですし、小野寺選手も使っていいと思います。ロハスJr.選手はあまり使わなくていいかな。サンズ選手は疲労を取ることに専念させるべきでしょう。
以上です。残念ではありますが、今季もタイガースは優勝出来ませんでした。あとはCSからの下克上、2014の再現しかありません。頑張ってください。