明日からオープン戦が始まる阪神タイガースですが、その前に2月に行われた宜野座キャンプについて振り返りたいと思います。
全体的な印象としては、しっかりと練習量を積むことのできた良いキャンプだったと感じています。例年よりも宜野座キャンプに帯同する野手の数を減らしたことがその要因です。矢野監督も4年目となり、選手の見極めが上手くなったのでしょうか。
投手陣については、先発と中継ぎで大きく様相が異なります。先発投手に関しては、昨年の5本柱がしっかりと調整を進めてくれており(ガンケル投手のコンディションはともかく)、残り1枚を争う形なのでとくに心配はありません。一方で、監督も指摘する通り、中継ぎ投手は大問題です。現状、岩崎投手以外に勝ちパターンで使えそうな投手は1人もいません。このままでは開幕後、勝ちパターンで使えなさそうな選手を勝ち試合で使わざるを得ません。昨年セリーグ最下位に沈んだチームはそんな感じでした。
野手陣については、レギュラー格の選手たちと控え選手たちの力の差がはっきりと出たキャンプとなりました。監督も若手のアピールが物足りないと感じたようですが、筆者も同感です。とはいえ、それは実力不足以外の何物でもないので、ファームでしっかり頑張ってとしか言いようがありません。サンズ選手が退団した左翼以外は昨年と同じメンバーとなるでしょうから、個々のレベルアップ無くしてはチームの底上げもないということになります。
キャンプの総括はこんな所です。なかなか快晴の日が少ないキャンプでしたが、基礎練習と実戦をバランス良くできたと思います。ただ、チームの課題とされている失策は今年も減りそうにはないですね、、、
最後に、現時点での理想の開幕スタメンを記しておきます。あくまでも理想です。
1 中 近本光司
2 遊 中野拓夢
3 一 J.マルテ
4 右 佐藤輝明
5 三 大山悠輔
6 二 糸原健斗
7 左 M.ロハスJr.
8 捕 梅野隆太郎
9 投 青柳晃洋
本日は以上です。ありがとうございました。