京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

先発KOはベンチの責任/このままでは浜地・湯浅・岩崎壊れる

今季限りで退任する監督を批判しても仕方がないと思い、采配批判はかなり控えてきましたが、今夜ばかりは解禁します。申し訳ありませんが、矢野監督が好きな方はここでお引き取りください。

 

 

まずは、本日先発のウィルカーソン投手。1.0回5失点で試合をぶち壊しましたが、そもそも一軍で先発させていることがおかしいレベルです。6月以降の成績は、今日を含まなくても6試合で26.1回、防御率6.84です。今日を含むと7試合で27.1回、防御率8.23です。こんな外国人投手、どんなに投壊しているチームでも投げさせません。ましてや投手王国と言われている阪神で投げさせてもらえるなんて、信じがたいです。

 

遅~いストレートと変化量の小さい変化球を真ん中付近に投げ込むだけの投球ですが、ベンチは一体何を評価して起用してきたのでしょうか?こんな抑えられるわけのない投手を先発させて、案の定1.0回でKOだなんてベンチの責任としか言いようがありません。

 

 

とはいえこれは1試合の問題ですから、さほどのことではありません。もっと重大なのはタイトルにも書いたとおり浜地、湯浅、岩崎の3投手の起用法です。

 

最近の矢野監督は、勝ちゲームでは先発投手を80球程度で降板させてこの3投手をつぎ込むことに熱を上げています。最後に先発投手が100球以上投げたのは7月14日に完封した伊藤投手でした。以降15試合について以下でまとめます。○印は各投手がその試合で登板したことを表します。

 

 

もちろん勝ち試合が多いと3人の登板数が増えるのは当たり前ですが、それとこれとは話が別です。力のある先発投手をわざわざ早く降板させて中継ぎを酷使しているのですから、全くもって擁護しかねる行動です。

 

しかも浜地投手、湯浅投手は複数年投げてきた実績があるわけではないですから、こんなことをしていたら肩肘がぶっ壊れて、短命に終わる可能性も大いに懸念されます。

 

まだ43試合も残しているのですから、こんな日本シリーズのような起用法は言語道断です。あと数ヶ月で野球界を去る矢野監督に、若き才能が潰されるかと思うとはらわたが煮えくりかえりそうです。

 

 

矢野監督は、「10人の中継ぎ投手を一軍登録してブルペン陣を充実させている」などと言い胸を張っているようですが、3人ばかりを酷使している現実から目を背けずに己の采配を省みて頂きたい。今後はもう少し先発投手を引っ張ることと、ケラー投手を勝ちパターンに組み込むことでこの問題は解消できると思われます。

 

 

 

以上。残りの2ヶ月間、矢野監督の暴走が恐ろしい。