京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

紅白戦③ 結果と分析

本日、宜野座では今キャンプ最後の実戦となる紅白戦が行われました。早速、結果を見ていきましょう。

 

紅白戦③ 2019.2.26

紅組 000 000 0 2
白組 100 301 5 7

紅組
右 江越大賀  投ゴ 空三」空三  3 0 0 0
二 糸原健斗  遊ゴ 二失 二ゴ」 3 0 0 0
指 鳥谷敬   四球 一ゴ     1 0 0 0
三 大山悠輔  右飛」左飛     2 0 0 0
左 E.ナバーロ 二直 遊ゴ」    2 0 0 0
中 高山俊   中飛 遊ゴ     2 0 0 0
一 中谷将大  左安 左飛     2 1 0 0
捕指梅野隆太郎 一ゴ」見三」    2 0 0 0
指捕長坂拳弥  捕飛 中安     2 1 0 0
遊 植田海   空三 見三     2 0 0 0
投 西勇輝   1回 1失点 1奪三振 0四球 2被安 0被本
  O.ガルシア    2回 0失点 2奪三振 0四球 1被安 0被本
  岩崎優   1回 3失点 2奪三振 1四球 2被安 0被本
  島本浩也  1回 0失点 1奪三振 0四球 1被安 0被本
  齋藤友貴哉 1回 1失点 0奪三振 1死球 1被安 0被本

白組
二 上本博紀  空三 投併」空三  3 0 0 0
三 木浪聖也  中2 左安 一ゴ」 3 2 0 0
遊 北條史也  左安①四球 死球  1 1 1 0
指 福留孝介  中飛 左飛 左安  3 1 0 0
一 J.マルテ   左飛」遊失 遊併  3 0 0 0
中 近本光司  二ゴ 空三 一ゴ」 3 0 0 0
右 板山祐太郎 遊直 中3③    2 1 3 0
捕指坂本誠志郎 空三」空三」    2 0 0 0
指捕岡崎太一  見三 邪飛     2 0 0 0
左 島田海吏  投安 右2     2 2 0 0
投 R.メッセンジャー 1回 0失点 0奪三振 1四球 0被安 0被本
  藤川球児  1回 0失点 0奪三振 0四球 1被安 0被本
  P.ジョンソン  1回 0失点 2奪三振 0四球 0被安 0被本
  飯田優也  1回 0失点 0奪三振 0四球 0被安 0被本
  守屋功輝  2回 0失点 3奪三振 0四球 1被安 0被本

 

 

今日は投手陣から分析していきましょう。

 

・ランディー・メッセンジャー

球速は140キロ前後でしたが、それでも198cmの長身から繰り出されるボールには威力を感じますね。もう150キロを超える速球はないかもしれませんが、阪神10年目を迎える最強助っ人ですから、いままでの経験を生かして今季も先発陣の柱としてやってくれるでしょう。

 

西勇輝

様々な球種を投げながら、梅野捕手とリズムを合わせながらの試運転という感じでしょうか。甘く入った球を絶好調の木浪選手・北條選手に捉えられはしましたが、この時期ですから何ら心配は不要でしょう。本人も「今年は勉強の年」と語っていますが、徐々にセリーグの打者を分かっていってくれれば良いと思います。中3日でソフトバンクとのオープン戦でも登板するそうです。

 

藤川球児

制球面ではまだまだですかね。あと一ヶ月で仕上げてくれればいいので特に心配はありませんが、評論家の方々が「今年の球児はとても良い」とか「仕上がりが早い」とか「クローザー確定」みたいなことを口を揃えて言っているほどの状態の良さは感じられませんでした。そもそもキャンプ序盤で発熱し、1週間程度休んでいたのに、調整が早いわけがありませんしね。野球評論家と呼ばれる方々も不思議なものですねぇ。

 

・オネルキ・ガルシア

良いですね。手元で動くストレートに切れ味抜群のスライダー。2年目となる今季も十分2桁勝利が狙えると思います。日本人でこのタイプの左腕は居ないので、非常に大きな戦力になるでしょう。米国帰国があったので調整が遅れるかと思いましたが、もう実戦登板を果たすほどのやる気も見せてくれています。頼もしいですね。

 

・ピアース・ジョンソン

前回今ひとつだった球速も140キロ台後半が出ていました。シーズンでは150キロ超と思っていいでしょうね。今日は抜群のチェンジアップを投げていました。カットボール・パワーカーブも武器として持っていますし、大崩れはしないでしょう。一軍戦力として計算しても構わないでしょうね。

 

・飯田優也・島本浩也

まとめましたが、2人合わせて0~1枠でしょうね。ここまでの実戦では両投手とも悪くはないので、継続的にアピールする必要があるでしょう。

 

・岩崎優

キャンプ前半では肘に違和感を訴えましたが、実戦登板までこぎつけましたね。守備に振り回されましたが、投球的には何の問題もないと思います。今季もブルペン陣を支えてくれることは間違いないでしょう。

 

・守屋功輝

対右打者ではかなり安心感があります。左打者を抑えていければ一軍入りも可能でしょう。まさか右のワンポイントというわけにはいきませんからね。

 

・齋藤友貴哉

今日も暴れ放題でした。球の力は十分ありますから、暴れ具合を少し抑えていきたいですね。的を絞りにくいようにしたいので、まとまりすぎても駄目ですが。

 

 

以上が投手陣についてです。実績組はこれからでしょうが、ここまでは順調に来ていると思います。若手投手はサバイバルですから、結果で示していくしかないでしょう。ここからは、野手陣を見ていきます。

 

・江越大賀

当たらない球に手を出し始めました。迷いが生じて真ん中の直球を見逃し始めたら末期症状ですね。そこまで至らぬうちになんとか修正を!

 

・糸原健斗

今ひとつですが、三振は全くないので悪くはないのでは?

 

・大山悠輔

この選手だけ競争に晒されていない気が、、、糸井選手・福留選手クラスの好待遇ですが、期待には応えていません。

 

・エフレン・ナバーロ

ヒットにこそなりませんが、鋭い打球を連発しています。守備力はあるだけに一塁に定着する可能性も無きにしも非ずですね。他球団のマークが新外国人のマルテ選手に集中するのもナバーロ選手には好都合でしょうね。

 

高山俊

横の動きで好守を見せました。スカイAで解説を務めていた元阪神狩野恵輔氏からは「守備を過小評価されている。年々上達している。」などとべた褒めされていました。ですがその後、後ろ方向の打球で盛大にやらかしていましたね。足だけは速いので、元から横方向には強いのですが、前後方向の打球判断が致命的に悪い選手です。とくに何も変わっていないように思えるのは筆者だけでしょうか。

 

・中谷将大

2打席目は放り込んで欲しかったですね。あとひとつ気になるのは前述の狩野氏も指摘していましたが、この選手は実戦でほとんど中堅の守備に就いていません。開幕中堅争いを引っ張る存在のはずなんですが、一体どういうことなのでしょうか?守備力も結構高いのでもっと見せて欲しいのですが。

 

・植田海

とうとう0安打でキャンプを終えました。0安打なのは、植田選手(13打席)と糸井選手(0打席)のみですね。キャンプ打ち上げ後、二軍行きでしょうか。

 

上本博紀

まずはキャンプを完走できて良かったですね。3月は糸原選手との熾烈な二塁争いです。

 

・木浪聖也

止まらないですね。広角に打ち過ぎです。

 

北條史也

絶好調ですね。打席内容も良いです。

 

・ジェフリー・マルテ

あまり打球が上がりませんが、これからでしょう。実戦にもそんなに出てませんしね。

 

・近本光司

疲れが出てますかね。正念場です。

 

 

以上が野手の分析です。キャンプ打ち上げ後には陽川選手・伊藤隼太選手・俊介選手あたりが一軍に合流するでしょうから、数人は教育リーグ送りになるでしょうね。宜野座キャンプは40人超の大所帯で行いましたが、開幕一軍は29人です。昇格組もいますから、これから1ヶ月は厳しい争いになるでしょう。当ブログでもこれまでは詳しく内容を見てきましたが、これからは結果で判断されるようになっていきます。キャンプでそれぞれが意識してやってきたことの成果を出していけるようなオープン戦にしてもらいたいです。そしてオープン戦最下位だけは避けるように!

 

 

絶賛更新中です。Youtubeチャンネルも是非ご覧下さい。