京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

春季キャンプ総括・採点 / コロナウイルス問題について

皆さま、ご無沙汰しております。ブログ更新が滞ってしまい、申し訳ありません。記事更新はしておりませんでしたが、スカイA「猛虎キャンプリポート2020」は日々チェックしておりましたので、本日はキャンプの総括・採点をしていきたいと思います。

 

 

まずは、全体を通じてですが、例年通り、怪我人もほとんどなく1ヶ月間完走できたのは良かったと思います。まあ、今年は期間は短く、実戦は多かったため例年以上に練習していないですから、当たり前な気もしますが、、、

 

離脱者は伊藤和雄のみでした。疲労を訴えたのは岩崎投手、能見投手、マルテ選手がいましたが、いずれも軽傷なようで心配はしていません。調整遅れはガルシアですが、外国人枠の関係もあり、少なくとも開幕時は不要なので問題はありません。

 

ただ、全体的にはアピールに乏しかったキャンプと言わざるを得ません。毎年誰かしら「今年はこの選手良さそう」と思える選手が出てくるものですが、今年は特に居なかったですね。既存戦力の確認しかできませんでした。

 

唯一良かったと言えそうなのは、新外国人投手3人ですね。エドワーズ投手はジョンソン投手の代わりで期待値も高いのですが、それ相応のモノを見せてくれました。また、ホークスから移籍のスアレス投手もレベルの高さを見せてくれました。保険としては十二分ですから、あとは怪我だけないようにして欲しいです。そして、いちばんの収穫はガンケル投手でしょう。内に外にグニャグニャ曲がるボールをどんどんストライクゾーンに投げ込むことが出来、球威も十分あるということで、日本での活躍を期待させてくれるような内容でここまでは来ています。シーズンでもローテーションの柱の一角として働いて頂きたいです。

 

 

それでは、続きまして、一人一人個別に採点をしていきます。

 

◎投手

 

#14 能見篤史  50点

捨て身の投げ込みも実らず、OP戦では大炎上。覚悟は伝わってきましたが、このままでは限界説も囁かれてしまいます。

 

#16 西勇輝  80点

開幕投手に決定。今年も安定した投球を。

 

#17 岩貞祐太  60点

安定感に欠ける投球で、ローテを確定させられず。期待は大いにしています。

 

#18 馬場皐輔  10点

特に変化は感じません。球速表示が高かったので10点あげますが、誤計測?

 

#19 藤浪晋太郎  30点

現状では一軍登板は不可能です。

 

#20 中田賢一  40点

二軍スタートで良かったでしょう。

 

#22 藤川球児  70点

今年は守護神で迎える開幕。春先の不調は許されません。

 

#28 小野泰己  10点

ローテ争いすら出来ていません。

 

#29 高橋遥人  80点

充実のキャンプだったと思います。今季はフル回転を。

 

#34 谷川昌希  40点

首脳陣から好かれてますが、理解不能です。頑張ってね。

 

#36 浜地真澄  50点

アピールに乏しかったかな。

 

#42 ジョン・エドワーズ  90点

ここまでは順調そのもの。期待しています。

 

#43 守屋功輝  90点

パフォーマンスはとても良かったです。勝ちパ争いに加わるくらいの出来でした。問題は私生活だけです。

 

#44 秋山拓巳  50点

もうちょっと頑張って下さい。

 

#49 ジョー・ガンケル  100点

キャンプMVPです。

 

#50 青柳晃洋  80点

シンカーが想像よりも良いです。フィールディングはどうにかして。

 

#56 飯田優也  60点

コントロールが悪いので、意外と先発の方が向いてるかも。

 

#61 望月惇志  70点

先発ならスタミナ付けてね。

 

#67 岩崎優  70点

状態は心配ですが、出来は良いです。勝ちパを担って欲しいですが、どうでしょうか。

 

#75 ロベルト・スアレス  80点

球速は素晴らしい。フォークの軌道はドリス投手のようですね。牽制・フィールディングも出来そうですが、クイックがヤバいかも。

 

#77 オネルキ・ガルシア  0点

評価のしようがありません。

 

#115 横山雄哉  30点

OBからは評価が高いですが、ドラ1だから名前を知っているというだけの理由でしょう。内容が一軍レベルに達していません。

 

 

◎捕手

 

#12 坂本誠志郎  70点

第2捕手としての能力は十分見せました。死球が怖い。

 

#44 梅野隆太郎  80点

順調な仕上がり具合だと思います。今季こそB9獲りを。

 

#94 原口文仁  70点

一打席に懸ける、代打屋らしくなってきました。

 

#95 片山雄哉  0点

働きはマイナスでしたが、声を出したので相殺してこの点数。

 

 

内野手

 

#00 上本博紀  30点

ノーアピール。走攻守において衰えが顕著。

 

#0 木浪聖也  70点

プレシーズンの打撃には定評あり。守備はあまり変化なし。

 

#2 北條史也  50点

アピールに乏しく、開幕ベンチは当確。

 

#3 大山悠輔  40点

Mr. ポップフライ。ポップフライ名人。ポップフライの達人。

 

#4 熊谷敬宥  ー(マイナス)20点

闇雲に他選手の練習機会を奪う存在。チームワースト2位くらいの内野守備とチームワーストの外野守備とチームワースト3位くらいの打撃力とチームトップの顔面を持つ男。

 

#31 ジェフリー・マルテ  80点

後半にかけて状態を上げてきて頼もしい。三塁守備はまだまだ不安。

 

#33 糸原健斗  80点

去年よりは打てそうなフォーム。WAR2~3程度は出してくれないと。

 

#41 ジャスティン・ボーア  70点

不安視されていた内角にも飛ばすツボを持っており、ボールも見られているので上々の出来。4番候補筆頭に大いに期待。

 

#55 陽川尚将  50点

前半は三振マシーンで終わったかと思ったが、後半は持ち直した。

 

#62 植田海  20点

打撃がややマシになってきたが、病的なエラー癖。冗談抜きで守備機会2回に1回のペースでエラーしてます。

 

 

◎外野手

 

#5 近本光司  80点

長打が目立ちました。今年も計算できそう。

 

#7 糸井嘉男  80点

良いキャンプをおくれたと思いますが、無理だけはしないように。

 

#8 福留孝介  80点

今年もまた1年、よろしくお願いします。

 

#9 髙山俊  90点

スイングが非常に良かったです。使いたいなと思わせる内容でした。

 

#25 江越大賀  20点

一軍キャンプ、居ました?

 

#52 ジェリー・サンズ  60点

今の時期で判断はしませんが、ここまで良いモノは見えません。このままだと二軍スタートになりそうです。

 

#53 島田海吏  60点

アピってましたね。興味はないです。

 

 

以上、非常に長くなってしまいましたが、皆さま、お付き合いいただけましたでしょうか。点数だけ以下にまとめましょう。

 

100点 ガンケル

90点 エドワーズ 守屋 髙山

80点 西 高橋 青柳 スアレス 梅野 マルテ 糸原 近本 糸井 福留

70点 藤川 望月 岩崎 坂本 原口 木浪 ボーア

60点 岩貞 飯田 サンズ 島田

50点 能見 浜地 秋山 北條 陽川

40点 中田 谷川 大山

30点 藤浪 横山 上本

20点 植田 江越

10点 馬場 小野

0点 ガルシア 片山

ー20点 熊谷

 

となりました。明確な基準はなく、ひと思いに採点していったのですが、思いのほかバランスが良かったです。

 

キャンプ総括・採点は以上です。

 

 

そして、もう一つ。放っておけないのは、タイトルの通り、コロナウイルス問題です。NPBは残りのオープン戦全試合を無観客で行うこととしました。

 

ファンとしては残念ですが、政府の方針も出ていますし、当然の決定だと思います。

 

これについては何の問題もないのですが、皆さん懸案の通り、問題は公式戦をどうするかです。143×6=858試合を無観客で行うことは考えがたいです。ただ、現状を踏まえても通常通り開催することもまた考えがたいです。

 

ですから、3月20日、本当に開幕するのか。ファンも不安ですが、選手はもっと不安でしょう。そこに向けて調整したのに、やっぱりやりませんは許されないと思います。

 

我々が微力ながらできそうなのは、普段の生活の見直しですよね。感染しない、感染させない行動を取りつつ、143×6=858試合が開催されることを祈るしかないと思います。

 

クライマックスシリーズ中止、五輪期間も試合開催、ダブルヘッダー、試合数削減、観客数制限、チケット大幅値上げ、多額の放映料徴収などなど、様々な可能性を検討し、なんとかリーグ戦中止だけは避けてもらいたいです。そこはNPBを信じたいと思います。

 

 

長くなりましたが、本日の記事は以上です。ありがとうございました。