3月25日に開幕したプロ野球2022年シーズンですが、阪神タイガースは今日でセリーグ全5球団との最初の対戦を終えました。
ここまで17試合を消化して1勝15敗1分の勝率.063、5位ベイスターズと6差、首位ジャイアンツと10.5差の最下位となっています。
個人に注目すると、主に1番を打つ近本選手は開幕から全試合で出塁し、打率.294、出塁率.377を記録しています。今季から4番に座る佐藤選手が打率.275、3本塁打とまずまずの数字を残すと、エースの西投手も3試合で22.2投球回、防御率0.40と抜群の成績です。
他方で、昨年主に3番を担ったマルテ選手はわずか7試合で故障、不動のレギュラー・開幕5番の糸原選手は打率.183と低迷しています。開幕投手の藤浪投手は3試合で防御率6.00、2年連続2桁勝利の秋山投手も2試合で防御率9.35と誤算ですし、新守護神に抜擢されたケラー投手は2戦2敗、防御率33.75で伝説となりました。
そんなこんなで早くも借金14を背負ったタイガースですが、首脳陣の責任を問う声が日に日に増してきています。当ブログではかねてから「矢野監督・井上ヘッド・北川打撃コーチ」の無能ぶりを幾度となく指摘してきましたし、そんな世間の声はあって当然です。
しかし、真の問題はそこ(矢野監督の責任)ではないと、筆者は思います。そもそも、矢野監督は突然無能になったわけではありません。就任1年目の2019年からずっと一貫して無能です。そんななかでタイガースは戦ってきたのです。
では、何が問題なのか。ずばり、選手です。選手ひとりひとりの意識が低すぎます。
彼らは全員プロ野球選手ですから、球場に足を運んだファンに対して勝利を見せなければなりません。その"勝利"への意識が低すぎるのです。
プロの1勝15敗は、決して許される結果ではありません。にも関わらず選手は平然としますよね。淡々と日々のゲームをこなしていますよね。矢野監督ら首脳陣だけが死んだ顔をしています。この許されざる結果に対し、ちゃんと死んだ顔を見せている矢野監督だけは限りなくプロフェッショナルに近いと思います。本当のプロはこんな結果を出さないので、残念ながらプロとは言えませんが、限りなくプロに近い精神を持っていると思います。
この状況ですから、ベンチで暴れる選手や、泣き叫ぶ選手がいない方がおかしいです。淡々と負けている場合ではありません。客から金をとって試合を行っているのですから、勝ってください。どうしても勝てないなら悔しがってください。
阪神タイガースの選手たちが、こんなにも"勝利"にこだわっていないとは驚きました。ここまで負けまくっていることよりも遥かに驚きました。タイガースは昨年あと1勝というところで優勝を逃しましたが、思えばそれはごく当たり前のことだったのだなと、今になってひしひしと感じています。とてもとても悲しいです。
最後に阪神球団のフロントの方に提案があります。明日から甲子園でジャイアンツ3連戦です。もし仮に明日明後日と連敗するようなら、日曜日は前売りチケットを払い戻して無料開放してください。あなた方の球団に所属している選手たち、金取れる試合してませんよ。
以上