京大生が斬る!プロ野球・阪神

京大生で、熱烈な野球ファンのたまてつです。当ブログでは、阪神タイガースを中心にプロ野球全体を様々な視点から観察していきます。

トラの救援投手事情

第2クールが始まった宜野座キャンプ。クール最終日の7日には、シーズン初実戦となる紅白戦が行われるようです。そこで、若手選手たちの調整具合が確認できるわけですね。

 

今日の宜野座はあいにくの雨。野手陣は室内練習場でのトレーニングとなりました。現地に足を運んだファンの方は残念でしたね。一方テレビで見ているファンは、貴重なトレーニングのシーンが見られて面白かったりもします。

 

 

今日はタイガースの救援投手事情ですね。

 

一昨年に引き続き、昨年もブルペン陣はフル回転でした。特に昨年は先発が不甲斐なかったので、しわ寄せがいってしまいましたね。そんな中でもシーズン中に先発から中継ぎに転向した能見投手や完全復活を果たした藤川投手など、ベテラン勢の活躍が光りました。一方で、ドリス投手が7敗し、マテオ投手、モレノ投手が自由契約になるなど助っ人選手は今ひとつでしたね。今季は果たしてどうでしょうか。

 

 

まずはクローザー(抑え投手)から検討しましょう。

 

候補はドリス投手、藤川投手、ジョンソン投手、能見投手でしょうか。個人的には、ドリス投手でいってほしいですね。ドリス投手はSFFを武器としていて、奪三振をとれる投手です。しかし、柔軟な起用法に対応できる器用さは持ち合わせていないので、9回に投げることが分かっているクローザーが適任でしょう。メンタル面には一抹の不安もありますが、2年連続で30セーブをあげた実績もありますし、期待できると思います。

 

藤川投手は火の玉ストレートを取り戻し、守護神への復帰を後押しする声も大きいですよね。もちろんあと25セーブに迫る250セーブを達成しての、名球会入りも期待されています。しかし、今年で39歳になる投手ですので、成績アップを期待するのは酷でしょう。250セーブという足枷は外して、のびのびと投球していただくのが賢明かと思います。

 

ジョンソン投手は昨年MLBで37登板している新外国人投手ですね。まずはセットアッパーから入る方が精神的な負担も軽くなり、好成績につながるでしょう。元日本ハムのマーティン投手のように、シーズン途中からクローザーを務めることはあるかもしれません。

 

能見投手は昨年、大きな決断をしてくれました。中継ぎ転向後は驚異的な数字を残しましたね。今季も貴重な中継ぎ左腕として頑張ってほしいです。

 

 

ここでは、ドリス投手がクローザーを務めると仮定して話を進めます。開幕へ向けての各投手の立ち位置を確認します。

 

確実:藤川/能見/桑原/ジョンソン

優勢:岩崎

競争:岡本/石崎/伊藤和/望月/齋藤/飯田

劣勢:高橋聡/尾仲/守屋/谷川/島本

 

確実の4名には勝ちパターンの座を争ってもらう必要があります。

 

優勢とした岩崎投手。ワンポイントからロングリリーフまでマルチにこなせる左腕ですね。故障さえ無ければ開幕一軍は当然でしょう。ただ、昨年は登板過多の影響からか防御率が高すぎたので、今季はそこを改善出来なければ競争に飲み込まれかねません。

 

 

開幕一軍を勝ち取れるのは、競争に分類した投手のうち1~2人ですね。この中でも石崎投手は本来勝ちパターンでもおかしくない実力を持っています。故障で自らチャンスを手放すのが残念で仕方ありません。

 

去年経験を積んだ望月投手は、敗戦処理に甘んじることなく、貪欲にアピールを続けて欲しいですね。ただ、起用法には気をつけてもらいたいです。将来の守護神候補ですからね。

 

伊藤和雄投手も昨年はファームのセーブ王に輝くなど、飛躍を遂げました。今年は一年間一軍に帯同するつもりで頑張ってもらいたいです。

 

ドラフト4位ルーキーの齋藤友貴哉投手にも期待ですね。ここまでブルペンではかなり目立ってます。あとは実戦でしょう。社会人出身ですし、ドラ1候補でもありましたから、1年目から活躍しても何ら不思議ではありません。

 

昨年からタイガースの一員となった飯田投手も、中継ぎなら十分期待できますよね。同じく昨年やって来た岡本投手も夏場以降、ほぼ確実に出番があるでしょう。

 

 

劣勢の投手や他の投手は二軍でどこまで数字を出せるか、ですね。地道にアピールし続けるしかありません。

 

 

以上で見てきたように、タイガースのブルペン陣はベテラン主体ですね。ベテランに若手が挑んでいく構図です。全体的には層は厚いと言えるでしょうから、今年も期待をかけたいです。強いチームには、強いブルペン陣が必須ですからね。

 

 

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