〈交流戦順位表〉
上記のような結果に終わった2021年の交流戦ですが、リーグ別では、セリーグが49勝、パリーグが48勝、11引き分けとなりました。セリーグが勝ち越したのは、実に12年ぶり2度目の出来事だそうです。
近年はパリーグが実力でセリーグを圧倒していると言われてきましたが、今年はまさかの結果となりました。その要因はさまざまに分析されてはいますが、一番はやはり、
優勝候補のソフトバンクが11位に終わった
ことでしょう。このチームさえ上位に食い込んでいれば、いつも通りの結果であったと思われます。なぜなら、ホークスに負ける分、2位~5位を占めたセリーグチームの順位が下がるからです。
一方で、もう一つだけ要因を考えるとすれば、外国人選手枠の拡大(4→5)が影響しているかもしれません。交流戦の特徴として、セの球場では指名打者なし、パの球場では指名打者ありで行われることが挙げられます。指名打者なしで投手が打席に立つセの球場での試合でも、別にセの投手がさほど打つわけではないため、セのチームに有利にはならない一方、指名打者ありのパの球場での試合では、指名打者専門のような「守備はできないが打力はある」選手をチームに入れている分、パのチームが有利になるという現象が今まで見られたと思います。しかし、今年は外国人選手枠が拡大されたため、セのチームにも「守備はできないが打力はある」外国人選手がおり、あまり不利にならなかったという説がある気がします。
いずれにせよ、セパの差はそう大きくはありません。セにはソフトバンクがいない、パにはソフトバンクがいる、その程度の違いだと思います。ですから、ソフトバンク以外のパのチームのファンがセのチームを相手にイキっているのは滑稽でしかありません。そもそもファンの分際でイキっているのがおかしいとの指摘もごもっともですが。
話題が変わります。東京五輪に出場する侍ジャパンのメンバーが発表されました。阪神からは青柳投手、岩崎投手の2人が選出されました。選ばれたからには是非頑張って頂きたいです。また、梅野選手の追加招集は是非ともやめて頂きたいです。
それにしても何とも不思議なメンバーですね。とくに巨人岡本選手、楽天松井投手が選出されなかったことには驚きました。また、予備の選手を選ばなくていいのかな?と思いましたね。故障者が出てから、慌てて呼ぶつもりもなかった選手を緊急招集というのでは、呼ばれる選手も良い気はしないと思いますが。まあ、頑張って下さい。
本日は以上です。明後日からリーグ戦が再開しますが、タイガースは自分たちの野球をするだけです。16年ぶりの栄冠へ突き進んで下さい。